「会社でTwitter運用を任されたけど、何からはじめたらいいかわからない」
「Twitterの企業アカウントでフォロワーを増やす具体的な方法をわかりやすく教えてほしい」
この記事では、Twitterの企業アカウントの作成方法やフォロワーを増やす方法について解説していきます。
SNSやマーケティングにくわしくない人でもわかりやすいように、人気企業の成功事例と成功したポイントも紹介していきます。
これからTwitter運用をはじめる方、すでに企業アカウントは作成したけどいまいち効果が出ないという方はぜひ参考にしてみてください。
Twitterの企業アカウントの作成方法
ここからはTwitterで企業アカウントを作成する方法を紹介していきます。
また、企業アカウントを作成する前に決めておいたほうがいい大切なポイントも解説いたしますので、ぜひ参考にしてください。
アカウント作成前に目標と運用体制を決める
企業アカウントを作成する前に、Twitter運用をはじめる目標を明確にしておきましょう。
運用の目標と一緒に、リンククリック数やリツイート数などの数値的な目標も立てることもおすすめです。
- 企業やサービスの認知度をあげたい
- 新規顧客またはリピーターの集客率をあげたい
- 購入の検討期間を短くしたい
- 定番商品以外の商品に興味をもってもらいたい
このように、具体的な目標を決めることで、どのような運用を行えばいいのかが見えてきます。
目標を決めたら、次に運用体制を決めていきましょう。
以下のように具体的な項目にわけて運用体制を決めることで、長く定期的な運用を続けられます。
- 投稿内容
- ターゲット層
- 投稿頻度や時間帯
- 投稿前のチェックルール
- 作業する担当者やスケジュール
投稿内容については、どのようなネタを投稿するのかだけではなく、口調はどんな雰囲気にするのか、絵文字や顔文字は使うのかなど、こまかく決めておきましょう。
アカウントを作成する
Twitterは個人用と企業用でとくに違いはなく、無料でアカウントを作成できます。
アカウントを作成する際に登録する項目は以下の6つです。
| 名前 | 名前はアカウント名とも呼ばれ、企業名やサービス名など、誰が見ても認識しやすいものにしましょう。 |
| 電話番号かメールアドレス | 電話番号かメールアドレスは認証コードを受信するために必要です。Twitter上では非公開です。 |
| パスワード | ログインの際に必要なパスワードを設定しておきましょう。 |
| アイコン画像とヘッダー画像 | アカウントの顔としてトップページに表示されます。 企業やサービスを連想させるような画像を設定することで、認識されやすくなります。 |
| プロフィール | 位置情報とWebサイトのURLを登録できます。 また、160文字までのプロフィール文の入力ができます。 ユーザーにアピールしたい企業情報やメッセージを入力しましょう。 |
| ユーザー名 | ＠からはじまる英数字とアンダーバーを組み合わせてつくるTwitter内の名前です。 プロフィールページにも表示されますし、ツイートへの返信やダイレクトメッセージを送るときにも使用します。 覚えやすくて検索しやすいものにしましょう。 |
アカウント作成に必要な項目についても、事前に話し合って決めておくとスムーズに登録ができます。
Twitterの企業アカウントの活用方法
ここまで、Twitterアカウントの作成方法や事前に決めておきたいポイントを紹介していきました。
多くの企業がTwitterでマーケティングを実施していますが、そもそもTwitterは企業アカウントをどのように活用できるSNSなのでしょうか。
ここからは、企業アカウントとしてのTwitterの活用方法を以下の3つの項目にわけて紹介していきます。
- 認知・PR
- コミュニケーション
- カスタマーサポート
認知・PR
Twitterでは、企業アカウントを使って認知を広めたり、商品やサービスのPRをすることが可能です。
Twitterはユーザー数が多く、拡散力の高いSNSとして注目されています。
拡散力のあるTwitterでプロモーションを行うことで、多くのユーザーに情報を届けられ、結果的に商品やサービスの認知度アップ、企業自体の認知度アップにつながります。
コミュニケーション
Twitterでは、企業アカウントを通してユーザーとコミュニケーションをとることが可能です。
Twitterには、気に入った投稿（ツイート）に対して、以下のようなコミュニケーション方法があります。
- ツイートにいいねをする
- ツイートにコメントする（リプライ）
- 他ユーザーにツイートをシェア（リツイート）
ユーザーが反応してくれるようなカジュアルなツイートやユーザーが残してくれたコメントに対して返答することで親しみやすさが生まれ、コミュニケーションをとりやすくなります。
コミュニケーションをとることで、企業とユーザーの距離が近くなり、結果的にファンの獲得につながります。
カスタマーサポート
Twitterの企業アカウントは、カスタマーサポートとしての役割も果たせます。
企業からアクションを起こすパターン
Twitter内で自社の会社名やサービス名、商品名で検索をして、エゴサーチをしてみましょう。
ユーザーが投稿しているポジティブな口コミに対しては、お礼のコメントを残します。
またネガティブな口コミに対しては、謝罪や改善策の提案をするなどのきめ細かい対応をすることで、通常のカスタマーサポートではできないケアができます。
お客様からアクションを起こすパターン
コメントやダイレクトメッセージを通して、質問や口コミを送ってくれるお客様もいます。
その場合は、コメントに対して真摯に返答をすることで、お客様の悩みを解決でき満足度がアップしたり、「この企業は対応が丁寧だ」という良いイメージを持ってもらえます。
コメントは不特定多数のユーザーに見られるため、個人情報につながる内容や込み入った内容はダイレクトメッセージを利用しましょう。
フォロワーを増やす方法
ここまではTwitterの企業アカウントで可能な活用方法を紹介していきました。
Twitterでは、フォロワーを増やすことで、より多くのユーザーに高い確率で投稿内容を見てもらえます。
ここからは、Twitterで企業アカウントのフォロワーを増やす方法を以下の3つの項目にわけて紹介していきます。
- 定期的に投稿する
- 親しみやすさやユーモアのある投稿をする
- ツイート内容に統一感を持たせる
定期的に投稿する
定期的に投稿することで、自社のツイートを目にしてもらう頻度があがります。
Twitter運用で目標を達成するには、短期的な結果は求めず、中長期的なプランを考えることが大切です。
そのためには、定期的に情報を発信することを継続する必要があります。
内容はなんでもいいわけではありませんが、ファンを増やすことを意識した投稿を続けることでフォロワーが増え、結果的にブランディング効果も期待できます。
親しみやすさやユーモアのある投稿をする
Twitterでは、140文字という文字数制限のなかで、思わずクスっと笑ってしまうような投稿が話題になりやすく人気があります。
一方的に会社のプロモーションや事業についての堅苦しい内容を投稿していても、もともと関心のないユーザーには興味すらもってもらえません。
ユーザー同士でお気に入りの情報を拡散しあうTwitterでは、「この企業のツイート面白い」と思ってもらい、フォロワーになるメリットを感じてもらうことが大切です。
そのためには、親しみをもてるような内容やユーモアのある内容を投稿することがおすすめです。
ツイート内容に統一感を持たせる
投稿するときの口調や雰囲気、内容のトーンを統一することで、ユーザーは安心感をもちフォロワー獲得につながります。
普段は堅苦しい口調なのに、いきなり絵文字や顔文字をたくさん使ったラフな投稿をするとイメージのギャップがあります。
PRに関係のない内容であっても、Twitterで投稿する内容の裏には達成したい目的があり、いわば1つ1つの投稿が広告です。
広告に一貫性がないと、それを見ているユーザーは違和感を感じてしまいます。
また、投稿内容に統一感をもたせるのは、担当者が変わってもスムーズに引き継ぎができるメリットもあります。
面白い人気企業アカウントの成功事例一覧
ここまで、フォロワーを増やす方法を紹介していきましたが、Twitter運用で成功している企業アカウントではどのような活用方法を実施しているのでしょうか。
ここからは、Twitterで人気がある企業アカウントの成功事例を紹介していきます。
具体的な事例を参考に運用のイメージをつかみたいという企業担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
①企業アカウントの事例：シャープ
シャープのTwitter公式アカウントでは、良い意味で脱力感のある面白い投稿が人気です。
文字数制限のあるTwitterでは、このように短い文章でも、ユーザーが思わずツッコミをいれたくなるような投稿が、リツイートやいいねで多くのユーザーに拡散される傾向があります。
親しみやすさとユーモアをかねそなえた投稿をすることで、企業とユーザーの距離感が縮まり、結果的にファンの獲得につながります。
②企業アカウントの事例：タニタ
タニタのTwitter公式アカウントも、普段からユーモアのある投稿でユーザーを楽しませていますが、新商品のプロモーションも実施しています。
新商品のプロモーションをただ投稿するだけだと、どうしてもビジネス感が否めず堅苦しい雰囲気がでてしまいます。
しかし、ラフなイメージで企業アカウントを運用しているタニタでは、新商品のプロモーションをした投稿を自らリツイートして、堅苦しい内容をやわらかいイメージに変えています。
このように、企業情報のPRとして欠かせない広告や宣伝は行っても、投稿内容のトーンを統一させることを徹底することでTwitterユーザーを楽しませています。
③企業アカウントの事例：キングジム
文房具メーカーのキングジムの企業アカウントでも、文房具メーカーの真面目なイメージをくつがえすようなツイートが人気ですが、このように新商品のプロモーションも実施しています。
注目してほしいポイントはコメント欄です。
すべての投稿について返答をしているわけではないですが、商品について質問したユーザーに対し丁寧に答えています。
このように、商品に興味をもってくれたユーザーとコミュニケーションをとる姿勢をみせることで、売り上げアップや集客率アップ、そしてファンの獲得にもつながります。
ユーザーが気軽に質問できる環境がつくられているのは、普段からユーザーを楽しませるツイートを心掛けたり、ポジティブな口コミをしてくれたユーザーの投稿をリツイートするなどのコミュニケーションをとっている結果だといえます。
④企業アカウントの事例：タカラトミー
おもちゃメーカーのタカラトミーの企業アカウントでは、ユーザーを巻き込むツイートでファンを獲得しています。
この投稿のように、ユーザーに指定のハッシュタグでリツイートしてもらうことで、130個もの新商品のPRに成功しました。
普段からハイテンションで明るいトーンで統一されているタカラトミーのTwitterアカウントは多くのフォロワーに支持されています。
ユーザーに告知を協力してもらうというビックリするような方法ですが、ほかの企業まで名乗りでる状況になり話題になりました。
このように、普段からユーザーがコミュニケーションをとりやすい明るいトーンを統一していたことで、気軽に参加してもらうことを実現した成功事例です。
⑤企業アカウントの事例：アドウェイズ
インターネット広告企業の「アドウェイズ」では、事業内容にまったく関係のない社長ネタでユーザーの人気を集め、企業の認知度をあげています。
Twitterアカウントのプロフィールに「みんなが振り向いてくれるまでつぶやき続けます。」と書いてあるように、まずはユーザーがアカウントに興味をもつことを目標に運用をしています。
ユーザー同士が好きな情報を収集したり共有する場であるTwitterでは、一方的に広告ばかりすると「宣伝色」ばかりが目立ってしまいます。
このように、まずはユーザーに受け入れてもらう姿勢を大切にすることが、Twitterマーケティングを成功させるポイントです。
まとめ
Twitterの企業アカウントの作成方法やフォロワーを増やすための活用方法、人気企業の成功事例を紹介していきました。
Twitter運用を成功させるためには、まずアカウント作成前の準備がとても大切です。
Twitterをはじめる目的や運用体制をしっかり明確にしたうえで、どのような投稿をすればユーザーを楽しませながらマーケティングを成功できるのかを考えていきましょう。