「TikTokってどんな広告なの?」
「TikTok広告って効果あるの?」
TikTokは近年爆発的に利用が広がっているSNSですが、TikTok広告についてはあまり知られていません。
そこで、この記事ではTikTok広告についてTikTokを活用するメリットや運用のコツ・注意点などを詳細に解説していきたいと思います。
これからTikTok広告の実施を考えている人や、すでに実施しているけど、効果がいまいち出ていない人はぜひ参考にしてみてください。
TikTokとは?
TikTokは中国に本社があるBytedance(バイトダンス)社が運営するショートムービーSNSです。
15~60秒のショートムービーを投稿したり、閲覧したりすることができます。
アプリ内の機能で撮影から編集までが簡単に行え、凝った動画を簡単に作ることができます。
そのため、若い世代を中心に人気が高まっているアプリです。
TikTokは今急速に成長を続けるSNS
TikTokは現在、急速に成長を続けているSNSです。
その証拠に、アメリカの調査が会社Sensor Tower社の調査によると、2020年1月のアプリダウンロード数はApp StoreでもGoogle Playでも1位を獲得しています。
出典:Sensor Tower
また、TikTokは以下のような実績を叩き出しています。
世界の利用者数 | 6億8900万人/月※1 (2020年10月時点) |
---|---|
日本の利用者数 | 950万人/月※2 (2018年12月時点) |
1日平均起動回数 | 43回※3 |
※1 出典:stastista
※2 出典:Markezine
※3 出典:App Ape Lab.
中国系アプリということもあり、これから日本でも利用が制限される懸念はありますが、高い人気があるのは確かなSNSと言えます。
ユーザー層
TikTokのユーザーはApp Ape Lab.の調査によると、日本では男性約55%、女性約45%で男性のほうが10%ほど多いと言われています。
そして、TikTokは高校生を中心とした若者に人気があるというイメージがありますが、実際は40代の大人層の利用も大きなっています。
これは、動画を投稿するのは10代の若者が多いものの、20代以上は視聴のみ行う場合が多いと考察できます。
出典:App Ape Lab.
TikTok広告の3つの特徴
TikTok広告には主に以下の3つのような特徴があります。
ちなみにこの3つに加えて、TikTokには使いはじめてから最初の1週間は広告が表示されないという特徴もあります。
TikTok広告のそれぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
特徴①:音楽付きの動画広告
TikTok広告の最大の特徴は音楽付きの動画広告であるところです。
TikTokはショートムービーSNSであるため、広告もTikTokの投稿と同じような形式になっています。
このように、投稿と同じような形式になっていることで、ユーザーが投稿と同じような感覚で広告を視聴するような仕組みになっているのです。
ほかの広告と比べて特徴的なのは音楽が必須である点です。
音楽は自社でオリジナルの楽曲を用意する場合もあれば、TikTok内で人気の楽曲を利用する場合もあります。
特徴②:スマホに最適化された縦長広告が求められる
スマホに最適化された縦長の広告が求められる点も特徴的です。
TikTokはスマホで視聴することが前提になっており、パソコンからは基本的に利用できません。
そのため、スマホの画面に合わせて縦長の広告を作成する必要があります。
他の広告は横長のことが多いので、縦長の広告なのはかなり特徴的と言えます。
特徴③:コンテンツ要素が強い
TikTok広告にはコンテンツ要素が強いという特徴もあります。
上でも述べたとおり、TikTok広告はユーザーの投稿と形式が似ています。
そのため、自然とコンテンツ要素が強くなり、投稿として投稿されていてもいいねやコメントが多くついている場合があります。
TikTok広告を運用する2つのメリット
TikTok広告を運用するメリットには以下のようなものがあります。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット①:ターゲティングが高精度
TikTok広告のメリットの1つ目はターゲティングが高精度なことです。
通常の広告はターゲティングがまったくできないか、できても地域や年齢層や性別くらいのものでした。
しかし、TikTok広告では以下のような細かいターゲティングを行うことが可能です。
TikTokのターゲティング要素
- OS
- 性別
- 年齢
- 広告の配信時間帯
- 通信環境(Wifi、4Gなど)
- 言語(日本語、中国語、英語)
- 地域(各都道府県、中国、台湾など)
メリット②:UGCが生まれやすい
TikTok広告にはUGCが生まれやすいという特徴もあります。
UGCはUser Generated Contentの略で、ユーザー自身が生み出したコンテンツのことです。
UGCが生まれやすいとは、つまりユーザーが広告に反応して投稿を行ってくれやすいということです。
たとえば、TikTok広告では他のSNS広告と比べてもコメントがつきやすいと言われています。
また、TikTok広告の一種「ハッシュタグチャレンジ」では企業が投稿した動画をマネしてユーザーが投稿してくれるため、UGCが特に広がりやすい仕組みになっています。
TikTok広告の4つの種類
TikTok広告には以下のような種類があります。
それぞれの広告について詳しく見ていきましょう。
起動画面広告
起動画面広告はTikTokを起動すると最初に表示される広告です。
スマホ画面にフルスクリーンで3~5秒にわたって表示されます。
起動画面広告は動画広告だけでなく、静止画広告も可能ですし、音声の有無も自由です。
起動画面広告について、以下の項目に分けて詳しく見ていきましょう。
起動画面広告のメリット
起動画面広告のメリットはやはり拡散力の高さです。
利用者全員に表示されるため、商品やサービスの認知度を一気に上げたい時に効果的です。
その上、1ユーザー1回までの表示ではなく、起動された時には毎回表示されます。
そのため、ユーザーの記憶に広告を効果的に残せます。
起動画面広告のデメリット
起動画面広告のデメリットは以下の2つです。
- コストが高い
- 広告枠を確保することが難しい
詳しくは下で解説しますが、起動画面広告の費用は約600万円と高額です。
これだけの費用をかけるのであれば、万が一にも失敗するわけにはいかないので、慎重な検討が必要になります。
また、起動画面広告は1日1社限定の先着順なので、広告枠を確保することも難しくなっています。
費用対効果が高いと考えられる日は申込みが殺到するため、広告枠の確保はさらに困難になります。
配置面
起動画面広告はTikTokを起動した時にスマホで全画面に表示されます。
コメントなどは映らないので、全画面を利用して広告を打てます。
余計な情報は一切含まれないので、PRだけを集中してユーザーに見てもらえます。
料金
起動画面広告の費用は約600万円です。
完全定額制で、どんな広告でも費用は変わりません。
ただ、費用が高いだけあって、「保証インプレッション」というものが設定されています。
現在はインプレッション300万回を保証しています。
この保証インプレッションを超えた場合でも、日付が変わるまでは広告が表示されます。
そのため、TikTok広告は利用者が多い時に広告を出稿することで費用対効果を挙げられます。
TopView広告
TopView広告はアプリを起動した時にユーザーが最初に見る広告です。
起動画面広告と似ていますが、起動画面広告と違って下で解説するインフィード形式の広告に自動的に遷移し、合計15秒の広告になっています。
また、起動画面広告と違って必ず動画広告である必要があります。
そして、起動画面広告と同様、1日1社限定の広告になっています。
TopViewについて以下の項目に分けて詳しく見ていきましょう。
TopView広告のメリット
TopView広告のメリットは簡単に言うと起動画面広告とインフィード広告の良いとこ取りができる点です。
まず、TopView広告はアプリ起動後に最初に表示されるので、インパクトが大きく、認知を伸ばしやすくなっています。
その上、ユーザーが投稿するコンテンツに近いインフィード広告に遷移するため、ユーザーからの広告に対する抵抗感を減らすことが可能です。
TopView広告のデメリット
TopView広告のデメリットは起動画面広告とほぼ同じです。
TopView広告は費用が625万円とかなり高いですし、1日1社限定なので、広告枠を獲得する競争率も高くなっています。
配置面
TopView広告はユーザーがTikTokを起動した時に全画面で表示されます。
その後、画面下部にコメントが表示されるインフィード広告に遷移します。
そのため、特にインフィード広告部分についてはコメントなどと文字などがかぶらないようにするのが重要です。
料金
TopView広告の費用は625万円以上に設定されています。
効果的な分、費用は高めに設定されていることがわかります。
ハッシュタグチャレンジ
ハッシュタグチャレンジはタイアップ広告と呼ばれることもあるTikTok広告です。
ハッシュタグチャレンジでは企業が手本となる動画を投稿し、ユーザーにハッシュタグをつけて公式動画を真似した動画を投稿してもらいます。
ハッシュタグ広告はTikTokの広告の中でも、特に利用が多くなっています。
ハッシュタグチャレンジには以下の4つの種類があります。
- スタンダードハッシュタグチャレンジ
通常タイプのハッシュタグチャレンジ - ハッシュタグチャレンジプラス
スタンダードに比べてブランド認知度を向上させる力が強い - バトルハッシュタグチャレンジ
2つのハッシュタグを対戦させる形式のハッシュタグチャレンジ - ベーシックハッシュタグチャレンジ
料金が安いハッシュタグチャレンジ
ハッシュタグチャレンジについて以下の項目に分けて詳しく見ていきましょう。
ハッシュタグチャレンジのメリット
ハッシュタグチャレンジの最大のメリットはユーザーから嫌われにくいという点です。
通常の広告はユーザーから嫌われてしまうことが多いですが、ハッシュタグチャレンジではユーザーが積極的に参加してくれます。
そのため、広告による効果を得やすくなっています。
ハッシュタグチャレンジのデメリット
ハッシュタグチャレンジのデメリットは、やはり費用面と言えます。
どのくらい大々的に実施するかにもよりますが、注目されるためには動画に有名人を起用して作り込む必要があります。
また、ハッシュタグチャレンジを効果的に拡散してもらうために、インフルエンサーを起用して初期の拡散を助けてもらう場合もあります。
このように考えると、大々的に実施するためには2,000万円以上必要になる場合もあります。
配置面
ハッシュタグチャレンジの広告配信面は起動画面広告、インフィード広告から発見ページ、チャレンジページまでさまざまです。
料金
ハッシュタグチャレンジには4つの種類があり、それぞれ料金が異なります。
スタンダードハッシュタグチャレンジ | 1,500万円 |
---|---|
ハッシュタグチャレンジプラス | 1,700万円 |
バトルハッシュタグチャレンジ | 2,000万円 |
ベーシックハッシュタグチャレンジ | 1,000万円 |
インフィード
インフィードはおすすめページで表示される広告です。
おすすめを閲覧していると、8投稿に1回のペースでインフィード広告が流れます。
インフィード広告は表示される時間が9~15秒と長めで、ユーザーの投稿に溶け込む形で表示されます。
インフィード広告ではハッシュタグが設定できない点には注意が必要です。
インフィードについて以下の項目に分けて詳しく見ていきましょう。
インフィードのメリット
インフィード広告では、消費者により適切にアプローチできます。
おすすめページではユーザーに適した内容の動画が表示されるため、表示されるインフィード広告も「自分に適したもの」と感じやすいのです。
ユーザーがTikTokで一番長時間滞在するのはおすすめページなので、インフィード広告は見られる機会も多いでしょう。
また、インフィード広告では複数の場所にリンクを設定できるので便利です。
インフィードデメリット
インフィード広告は優れた広告ですが、日本以外に配信できない点には注意が必要です。
全世界向けに広告を打ちたい場合は、他の広告を使う必要があります。
配置面
インフィード広告はユーザーのおすすめ動画と同じような形式で表示されます。
料金
インフィード広告には以下の2つのプランがあります。
費用 | 特徴 | |
---|---|---|
OneDayMax | 300万円 | 1日1社限定で、最初に表示させることができる |
BrandPremium | 42万円~ | おすすめ動画80post以内に表示させることができる |
インフィード広告は継続的に広告を掲載したり、複数案件の広告掲載を依頼したりすると、料金を安くすることができます。
TikTok Ads
TikTok Adsは運用型広告とも呼ばれ、TikTokだけでなく、同じBytedance社が運営する、TopBuzz、BuzzVideoにも配信できる広告です。
TikTok内ではインフィード広告と同じように、おすすめ動画で表示されます。
TikTok Adsにはターゲティング機能があり、日本国外にも広告を配信でき、その他配信するユーザーの属性も指定できます。
また、TikTok Adsには広告を作成するツールが備わっていて、簡単に広告を作成できます。
TikTok Adsについて以下の項目に分けて詳しく見ていきましょう。
TikTok Adsのメリット
TikTok Adsの最大のメリットは、低予算からでもTikTokで広告を配信できる点です。
TikTokの広告は他の種類だと費用がかなり高額であり、予算がない中小企業には手が出しにくいというデメリットがありました。
しかし、TikTok Adsではクリック数やインプレッション数などが一定に達するたびに課金される形式なので、低予算でも実施しやすくなっています。
また、動画作成補助ツールもあるため、動画広告を作成するノウハウがない人でも手を出しやすい広告になっています。
TikTok Adsのデメリット
大きなデメリットはありませんが、潤沢に予算がある場合はTikTok Adsではなくほかの広告を用いたほうが良いでしょう。
なぜなら、他の種類のTikTok広告ではインプレッションの最低保証があり、それを超えても時間が来るまでは配信し続けられるからです。
配置面
TikTok Adsには全画面、画面上部、画面下部などさまざまな配置面があります。
料金
TikTok Adsには以下のような複数の課金方式があります。
- インプレッション課金(CPM)
広告が1,000回表示されるごとに課金される形式 - クリック課金(CPC)
広告がクリックされるたびに課金される形式 - 最適化クリック課金
広告のクリックにより単価が自動調整されて課金される形式 - 再生課金(CPV)
広告動画が一定時間以上再生された場合に課金される形式
どの課金方式にしろ、他のTikTok広告と比べて安価に利用できます。
TikTok広告を運用する3つのコツ
TikTok広告を運用するコツには以下のようなものがあります。
コツ①:表示領域を意識する
TikTok広告では表示領域を意識するのが重要です。
TikTok広告の中には、広告の一部にコメント欄などが表示される場合もあります。
そのため、広告のメイン要素や文字などがかぶらないように注意が必要です。
TikTok広告を配信する時には、実際にどのように表示されるか確かめてから広告を作成するようにしましょう。
コツ②:最初の1秒で引き込む
これはTikTok広告に限った話ではありませんが、動画広告の場合は最初の1秒でユーザーを引き込むようにしましょう。
特にTIkTokのユーザーはショート動画に慣れていますし、YouTube広告のように「スキップまで◯秒」のように強制的に広告を見せる仕組みもありません。
ユーザーは広告であれ、ユーザーの投稿であれ、最初の1秒で面白いと思えなかったら次の動画を見に行ってしまいます。
最初の1秒でユーザーが「見てみようかな」と思える仕掛けを用意するようにしましょう。
コツ③:人気TikTokerを起用する
TikTok広告では人気TikTokerを起用するのも効果的です。
普通の広告は見ない人でも、人気があるTikTokerが出演していたら「少し見てみようかな」と思うからです。
もちろんTikTokerに出演料を払う必要はありますが、出演料に見合うだけの成果を挙げられるでしょう。
TikTok広告の5つの注意点
TikTok広告の注意点には以下のようなものがあります。
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
注意点①:広告音源に既存の楽曲を使用できない
TikTokでは広告の種類によっては音声が必要ですが、既存の楽曲は使用できないので注意が必要です。
TikTok広告に音声が必要な場合には、著作権フリーの音源を使うか、オリジナルの楽曲を作成するようにしましょう。
注意点②:出稿期限を超過しても通常の費用が発生する
TikTok広告では、出稿期限を超過しても通常の費用が発生するので注意が必要です。
TikTok広告には「この日までに広告内容を提出してください」という出稿期限が設定されています。
もちろん出稿期限は守るべきですが、期限までに提出できなかった場合も通常通りの費用が発生するので注意しましょう。
また、TikTok広告では保証IMPという、一定のインプレッション数を保証してくれる広告もありますが、提出が遅れた場合は保証してもらえなくなるので注意しましょう。
万が一にも遅れが発生しないように、TikTok広告を出す時には早めに準備するようにしましょう。
注意点③:広告の不具合は修正できない
TikTok広告では広告内容を提出した後には広告の不具合が修正できないので注意しましょう。
広告内容を提出した後に何らかのミスが発覚しても、それに対応してもらうことはできないのです。
途中で広告配信を中断してもらうことはできますが、その場合も通常通りの費用が請求されます。
たとえば、広告に貼り付けていたリンクにミスがあり、想定していた場所に飛べなかったとしても修正はできませんし、広告費用を減額してもらうこともできないのです。
このような事態を防ぐためにも、TikTokで広告を出す時にはあらかじめ入念に広告内容のチェックを行うようにしましょう。
注意点④:キャンセルができない
TikTok広告では広告配信を申し込み、通った場合、キャンセルできないので注意が必要です。
広告配信をしないこと自体は可能ですが、その場合でも費用が減額されることはなく、100%の料金が発生してしまいます。
TikTok広告に申し込むのは、社内で正式にTikTok広告を配信することを決定してからにしましょう。
注意点⑤:料金が高い
TikTok広告は料金が高いので注意しましょう。
上でも解説しているとおり、TikTok広告のうち多くは定額制を採用しており、料金がかなり高額になっています。
その分失敗が許されないので注意が必要でしょう。
低予算でTikTok広告を配信したい場合には、他のSNS広告と同様に「歩合制」を採用しているTikTok Adsを利用するのがおすすめです。
TikTok Adsでは成果に応じて課金されるため、予算を設定すればそれ以上の料金がかかることはありません。
TikTok広告を始める2つの方法
TikTok広告を始める方法には以下のような2つがあります。
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
方法①:直接問い合わせる
TikTok広告を始める方法の1つ目は、TikTokに直接問い合わせることです。
この方法を用いれば間に会社が挟まることはないので、もっともコスパよくTikTok広告を配信できます。
しかし、TikTok広告の料金がかなり高額なこともあり、社内にTikTok広告配信のノウハウがない場合、手探りで広告を配信することになってしまう懸念もあります。
直接問い合わせるのは、すでに社内にTikTok広告配信のノウハウがある場合のみにしたほうが無難でしょう。
方法②:代理店に依頼する
TikTok広告を配信する方法の2つ目はTikTok広告を扱っている代理店に依頼することです。
代理店に依頼すると料金は高くなりますが、TikTok広告の配信について豊富な知識やノウハウを持っているため、TikTok広告の配信を成功に導くことができます。
社内にノウハウがない場合はTikTok広告を取り扱っている代理店に依頼するのが無難と言えます。
TikTok広告の成功事例3選
TikTok広告の成功事例には以下のようなものがあります。
それぞれの事例について詳しく見ていきましょう。
事例①:#UTPlayYourWorld|ユニクロ
#UTPlayYourWorldは株式会社ファーストリテイリングが展開するユニクロのブランド、UTのハッシュタグチャレンジ広告です。
このハッシュタグチャレンジには、UTブランドのグローバルインフルエンサーを決める目的もありました。
#UTPlayYourWorldはTikTokで楽曲を#UTPlayYourWorldに設定し、ハッシュタグ#UTPlayYourWorldをつけ、お気に入りのUTを着用して投稿することで参加できました。
ハッシュタグチャレンジは日本だけでなく台湾、アメリカ、中国、フランスでも行われ、視聴回数3.3億回で史上最高視聴数を獲得しました。
ハッシュタグチャレンジに参加した人の中から各国1名ずつがグランプリに選ばれ、日本のグランプリ受賞者はユニクロの日本のテレビCMに出演する権利が得られました。
事例②:モンスターストライク
具体的には、TikTokにはタップすると動画を停止できる機能があります。
これを利用して、上のような「遊べる」広告にしたことで、モンスターストライクは他社の広告と比較すると100倍近いエンゲージメントを獲得することに成功しています。
事例③:サランラップ
テレビCM用の素材は横長に作られていますが、これをそのまま活用し、余ったスペースに歌詞やブランドロゴを置くことで自然な広告に仕上げたのです。
さらに、サランラップではマスコットのクマがサランラップを使って「#サランラップ体操」を踊り、これをハッシュタグチャレンジにして注目を集めました。
#サランラップ体操では踊りで新製品の特徴をうまく表現し、ハッシュタグチャレンジの特徴をうまく活かしてブランドの拡散に利用しました。
TikTok広告のまとめ
TikTokは中国に本社があるBytedance社が運営するショートムービーSNSで、今急速に成長を続けているSNSです。
早い段階で新しいマーケティング施策の1つとしてTikTok広告を運用しておいて、運用ノウハウを持っておくと将来的にも施策の幅が広がるのではないでしょうか。
弊社OTONARIでは、TikTokerの起用やその他インフルエンサー広告についてのサポートをお手伝いさせていただきます。無料相談も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。