「YouTubeチャンネルを始めようとしているが、動画タイトルの付け方がわからず困っている」
「YouTube動画の再生時間を増やすために、効果的なタイトルの付け方があれば教えてほしい」
この記事では、YouTubeマーケティングで効果的なタイトルを付けるポイントや注意点について解説していきます。
ほかにも、海外ユーザー向けのタイトルの翻訳方法、削除された動画タイトルの確認方法など、YouTubeチャンネルを開設すると疑問を抱きやすいポイントについてもわかりやすく紹介していきます。
はじめてYouTube動画を投稿しようとしている方、YouTube運用で効率的なマーケティングを実施したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
再生回数を伸ばすためにタイトルは非常に重要
YouTubeでマーケティングを実施するなら、動画タイトルの付け方にこだわることで、再生回数を伸ばすことにつながります。
YouTubeの動画タイトルは、以下のような理由で非常に重要な役割あります。
- 検索結果に表示される動画の顔である
- ユーザーが検索意図と一致しているか判断する材料である
まずYouTubeやGoogleで動画を検索したときに、結果として表示されるのはサムネイルとタイトルです。
ユーザーはこの2点を見て、自身の検索意図と一致しているかどうかを判断し、その動画を視聴するかどうかを瞬時に決めています。
まずは視聴したくなるようなタイトル付けをマスターして、再生回数を増やし、チャンネル登録者の獲得につなげていきましょう。
またYouTubeにとっても、タイトルは「どんな内容の動画であるか」を見極める情報でもあるので、正しい露出をしてもらうためにもタイトルにはこだわりましょう。
効果的なタイトルを付けるポイント5選
ここからは、YouTubeで再生回数アップを目指すうえで効果的なタイトル付けのコツについて解説していきます。
以下の5つのポイントに分けて解説していきますので、実際のタイトルを考えながら読んでみてください。
- タイトルの文字数は25~40文字が最適
- キーワードを分析する
- 上位表示させたいキーワードは前に入れる
- サジェストキーワードも意識する
- 目を引くタイトルを付ける
タイトルの文字数は25~40文字が最適
YouTubeで効果的なタイトルを付けるために最適な文字数は「25~40文字」です。
全角で100文字まで入力することが可能ですが、長すぎるタイトルはYouTube側からネガティブな印象を持たれてしまう可能性があります。
また、検索結果に表示される文字数は限りがあり、長すぎると後半部分は省略されてしまうことから、長すぎるタイトルはおすすめできません。
25~40文字ならスマートフォンとパソコンどちらから視聴しても、タイトルのほとんどの部分を表示させることが可能です。
視聴するツール(アプリやブラウザ)やデバイスによって表示される文字数が若干異なるため、記号などを多用して複雑にせず、簡潔に動画の内容が伝わるタイトル付けを心掛けましょう。
キーワードを分析する
YouTubeで再生時間を伸ばして安定させるためには、最適なキーワードを分析してSEO対策を行うことが大切です。
キーワードを調査するツールとしておすすめなのが「Googleトレンド」です。
Googleトレンドは、指定のキーワードがどれくらい人気があるのか、人気が急上昇しているキーワードは何なのかを調査できるツールです。
YouTubeだけではなくWebサイトやブログを運営している方のSEO対策にも活用されています。
SEOにも効果的なキーワードをタイトルに付けるために、以下のようなポイントを意識して分析・配信を行ってみましょう。
- 季節性の高いキーワードを調査し、最適なシーズンに動画を配信する
- 過去24時間以内で人気のキーワードを調査し、最新のトレンドを動画内容とタイトルに反映させる
- 季節的なイベント関連のキーワードと人気が上がる時期を調査し、年間行事として配信時期をメモしておく
- サブキーワードをタイトルに盛り込むことで、より検索意図に近づける
上位表示させたいキーワードは前に入れる
YouTubeで効果的なタイトルを付けるために最適な文字数は25~40文字とお伝えしましたが、メインのキーワードはタイトルの前半に入れることが大切です。
ユーザーが動画を検索するときにタイトルの前半部分を見て、自分の検索意図と一致しているか、面白そうな動画なのかどうかを判断します。
たとえば、オムライスの作り方についての料理動画を配信したい場合、「オムライスの作り方【料理が苦手な人でも簡単!】」のように、タイトルの前半にメインキーワードを置くことを覚えておきましょう。
メインのキーワードがわかりやすい位置に表示されていれば、ユーザーのクリック率も高まり、再生時間が伸びることで検索結果にも上位表示されやすいメリットもあります。
サジェストキーワードも意識する
YouTubeで効果的なタイトルを付けるためには、サジェストキーワードも活用してみましょう。
サジェストキーワードとは、YouTubeやGoogleの検索窓にキーワードを入力すると、自動的に表示されるキーワードの組み合わせ候補のことです。
サジェストキーワードは人気のある組み合わせから表示されるため、ユーザーの検索意図やニーズを調査するのに役立ちます。
先ほど紹介した「Googleトレンド」という調査ツールもありますが、サジェストキーワードはより手軽にキーワード調査をしたいときにおすすめです。
【サジェストキーワード検索ツール】
検索窓から調査する以外に、「YouTube Keyword Tool」というサジェストキーワード選定ツールもありますので、ぜひ活用してみてください。
目を引くタイトルを付ける
YouTubeで効果的なタイトルを付けるためにはキーワードが大切ですが、目を引くタイトルを付けて、ほかの動画と差別化することも大切なポイントです。
適切なキーワード以外に、タイトルに目を引くワードを盛り込むことで、よりユーザーの興味を引き立てます。
たとえば、以下のようなキーワードを括弧を使ってタイトルに盛り込むと、インパクトのあるタイトルを付けることが可能です。
- 超簡単
- 真実
- 感動
- 絶品
- 完全版
- 予想外の展開
- 全商品
- リアルな○○
- 1週間○○生活
- 〇日間チャレンジ
- プロが教える
- 暴露
- 全て話します
たとえばオムライスの作り方動画の場合、「【超絶品】ふわとろオムライスを作るコツ」など、【超絶品】という目を引くキーワードをタイトルの頭に置くことで、タイトル自体をより目立たせます。
タイトルをつける時の注意点
ここからは、YouTube動画でタイトルをつける時の注意点について解説していきます。
以下の3つの注意点に分けて解説していきます。
- 釣りタイトルは付けない
- 動画と関係のないキーワードを詰め込み過ぎない
- 日本語の文章になるようなタイトルにする
注意点を事前に知っておくだけで効率的にYouTubeを運用できますので、ぜひ参考にしてみてください。
釣りタイトルは付けない
YouTube動画にタイトルを付けるときは、クリック率を上げる目的で釣りタイトルを付けないように注意しましょう。
釣りタイトルとは以下のようなものが該当します。
- 誤解を招くようなタイトル
- 過剰な表現を使用したタイトル
- 非常識なタイトル
釣りタイトルを付けても、YouTubeの規定に違反していなければペナルティを受けることはありません。
しかし釣りタイトルを1度でも付けてしまうと、チャンネル自体のイメージダウンにつながります。
チャンネルの信頼性がなくなれば、YouTubeで上位表示されるために必要な総再生時間も伸びず、チャンネル登録者も増えないためメリットがありません。
インパクトのあるタイトルを付けることは大切ですが、あくまでも動画の内容に適したタイトルを付けるようにしましょう。
動画と関係のないキーワードを詰め込み過ぎない
YouTube動画にタイトルを付けるときは、動画の内容と関係ないキーワードを詰め込み過ぎないように注意しましょう。
キーワードを詰め込めば検索結果にヒットする確率は上がるかもしれませんが、以下のようなデメリットがあります。
- 何を伝えたい動画なのかわかりにくい
- 誤解を招くようなタイトルでチャンネルのイメージダウンにつながる
タイトルがユーザーの検索意図と一致しないと判断されてしまうと、どんなにクオリティの高い有益な動画であっても視聴してもらえません。
YouTube側もユーザーにとって有益な動画かどうかを基準に視聴者におすすめできる動画なのかどうかを決めています。
ユーザーに視聴したいと思わせ、YouTubeにも良質な動画だと評価してもらうためにも、動画の内容に関連性の高いキーワードをタイトルに盛り込みましょう。
日本語の文章になるようなタイトルにする(キーワードを羅列しただけのタイトルにしない)
YouTube動画にタイトルを付けるときは、キーワードを羅列するのではなく、文章として成立するタイトル付けを意識することが大切です。
たとえば「オムライス 作り方 簡単」のようにキーワードを羅列しただけのタイトルでは、ユーザーからクオリティの低い動画の可能性があると判断されてしまいます。
「【絶品】オムライスの作り方をプロが伝授します」のように、日本語の文章として成立しているタイトルを設定しましょう。
タイトルが文章として成立していれば動画の内容も伝わりやすく、さらに魅力的なキーワードが盛り込まれていることで視聴意欲を大きく左右できるタイトルが完成します。
人気のYouTuberの動画や上位表示されている動画でどのようなタイトルが付けられているか参考にしてみるのもおすすめです。
タイトルを翻訳する方法
YouTubeは世界中のユーザーが利用しているため、海外ユーザー向けにタイトルを英語などに翻訳することも、視聴者を増やすために大切なポイントです。
タイトルが翻訳されていれば、海外ユーザーが検索した結果にも表示される可能性が高まり、結果的にターゲットユーザーを広げることにつながります。
- YouTube Studioにログイン
- 左側のメニューバーを下にスクロールして、「字幕」をクリック
- 翻訳したい動画を選択し「確認」をクリック
- 「言語を追加」を選択
- 言語を選び、「追加」をクリック
- 翻訳したタイトルが表示されるので、コピ&ペーストして「公開」
海外ユーザーに動画を見つけてもらう可能性をアップさせるために、タイトルだけではなく概要欄も翻訳しておくことをおすすめします。
動画に翻訳した字幕をつけることも可能
動画にも翻訳した字幕をつけると、さらに視聴者の幅が広がります。
語学が堪能な方は自作の字幕を盛り込んでも良いですが、YouTubeには音声を自動認識して字幕にしてくれる翻訳機能が付いています。
10カ国語限定ですが、自動翻訳を活用することで動画の内容も簡単に外国語で伝えられます。
削除された動画のタイトル確認方法
YouTubeでは、規約に違反した動画を発見すると動画が削除されるというペナルティがあります。
- お気に入りリストに入れていた参考にしたいYouTuberの動画が削除されてしまった
- 自分が投稿した動画が削除されてどんなタイトルだったかわからなくなってしまった
こんなときに、削除された動画のタイトルを確認する簡単な方法があります。
削除された動画タイトルを確認するには、投稿IDから確認する方法と、Internet Archiveというツールを活用する2つの方法があります。
- 削除された動画ページをブラウザで開く
- URLから投稿IDをコピーする
(投稿IDとは、「watch?v=〇〇〇&list」の〇〇〇の部分です。) - 投稿IDをGoogleで検索する
以上の手順で検索すれば、検索結果に動画タイトルが表示されるため、どのようなタイトルの動画だったのかを簡単に把握できます。
- Internet Archiveを開く
- 削除された動画ページを別のブラウザ画面で開き、URLをコピーしておく
- Internet Archiveの検索窓にURLを貼り付け検索をかける
以上の手順で検索すれば、動画タイトルや概要欄の説明文、投稿者名など、より詳しい情報を知ることが可能です。
まとめ
この記事では、YouTubeマーケティングで効果的なタイトルを付けるポイントや注意点、タイトルの翻訳方法、削除された動画タイトルの確認方法について解説していきました。
YouTubeでより多くの再生回数を獲得するためには、以下のポイントに注意して、動画の顔であるタイトルを設定するところから工夫をしていきましょう。
- 文字数を25~40文字に設定する
- 検索意図を意識したキーワードを入れる
- サジェストキーワードを入れる
- 【超簡単】のような目を引くキーワードを文頭に入れる
- 動画内容と関連性の高いキーワードを使う
- 文章として成立させる
以上のポイントを意識して、ユーザーの関心を引く動画づくりの第一歩を踏み出しましょう。