「Twitter広告の費用ってどのくらいかかるの?」
Twitterは若い世代を含め幅広い世代に訴求するのに効果的ですが、どのくらい費用がかかるのかわからないと広告出稿に踏み切れませんよね。
そこで、この記事ではTwitter広告にかかる費用から、Twitter広告の費用対効果を最大化するコツまで詳しく解説しています。
Twitter広告にはどのくらいの費用がかかる?
結論から言うと、Twitter広告にかかる費用は自分で決定することができます。
Twitter広告では「Twitter広告に○円までかける」という予算を設定することができるのです。
そして、予算を上限まで使い切ったら自動的に広告出稿が停止されます。
そのため、Twitter広告は低予算からでも始めやすく安心という魅力があります。
Twitter広告で費用が決まる仕組み
Twitter広告では以下のような4つの仕組みで費用が決定されます。
それぞれの仕組みについて詳しく見ていきましょう。
オークション
Twitter広告ではオークション形式で広告の費用が決定されます。
Twitter広告を運用する時には自動的にオークションに入札することになりますが、同じ広告枠を争って、もっとも高い金額を払える広告主が広告をその広告枠を獲得することになります。
ちなみに、オークションによって自動的に決まる広告枠の単価は、ターゲットユーザーを狭く絞り込むほど高くなるという傾向があります。
ターゲットユーザーが絞り込まれていれば、それだけ高い成果が期待できるので、高い金額を払ってもいいという広告主が増えるためです。
品質スコア
実は、Twitter広告では広告の品質によっても費用が決定されます。
具体的には、広告の品質が高いほど広告が配信されやすくなり、広告単価も低く抑えることができます。
Twitter広告ではオークションの価格と品質スコアから総合的に判断して配信する広告が決められています。
ちなみに、Twitter広告では広告の品質は以下の3つの要素で決まるとされています。
Twitter広告の品質を決める3つの要素
- 共感性
広告にユーザーがどのくらい共感できるか - 関連性
広告はユーザーの興味関心とどの程度関連性があるか - リーセンシー
ユーザーが広告に接触してからどのくらい時間が経過しているか
入札
Twitter広告では入札を行うことによって費用が決定されます。
Twitter広告では以下のような3つの入札方法を取ることができます。
- 自動入札
設定した予算の中で最大の成果が出せるよう、自動的に最適化された入札ができる方式 - 上限入札単価
入札数するタイミングや単価の上限など細かい部分を指定できる方式 - 目標単価
広告を配信する目的(WEBサイトへのアクセスなど)が達成されるたびに入札金額を設定しなおせる方式
基本的には手間のかからない自動入札で入札するのがおすすめです。
ただ、Twitter広告の知識が深い人などは上限入札単価や目標単価を使うと、自動入札を超える成果を得られる可能性があります。
ターゲット
Twitter広告ではどのような人をターゲットにするかによっても広告の単価が変わります。
たとえば、ターゲットユーザーを細かく指定した場合はそれだけ購入可能性が高い人に広告を届けられるので、広告単価は高くなります。
一方、広いユーザーに広告を届ける場合には広告単価は低くなります。
Twitter広告の費用対効果を高める5つのコツ
Twitter広告では以下の5つのコツで費用対効果を高めることができます。
それぞれのコツについて詳しく見ていきましょう。
二次拡散されやすい広告にする
Twitter広告の費用対効果を高める最大のコツは二次拡散されやすい広告にすることです。
Twitter広告はふつうのツイートと同じようにいいねやリツイートを行うことができます。
たとえば、Twitter広告に掲載されているリンクをクリックされたら課金される方式にした場合、当然ながらユーザーがTwitter広告のリンクをクリックしたら課金されます。
一方、Twitter広告がリツイートされて、そのリツイートされたTwitter広告のリンクをユーザーがクリックしても課金されないのです。
つまり、Twitter広告では、広告がリツイートなどで拡散されればされるほど、費用対効果を高めることができるのです。
ちなみに、二次拡散を狙うマーケティング手法としてバイラルマーケティングというものがあります。
バイラルマーケティングについては以下の記事で詳しく解説しています。
「バイラルマーケティングって何?」 そう思っていませんか? バイラルマーケティングは比較的新しいマーケティング手法なので、よく知らない方が多いのではないでしょうか。 そこで、この記事ではバイラルマーケティングの概要から事例[…]
ターゲットを明確にする
Twitter広告ではターゲットを明確にするのも重要です。
極端な話、エイジングケアのための化粧品の広告を20代の男性に見せてもほとんど意味がないからです。
どのような性質の人に広告を届けたいかは最初に決めておくべきでしょう。
ちなみに、Twitter広告では以下のように細かくターゲットを指定することができます。
- 年齢
- 性別
- 住んでいる地域
- 端末の種類
- OSのバージョン
- 携帯のキャリア
- 端末を購入した時期
- 言語
- Wifiに接続しているか
- ツイート内容
- 興味関心
- 任意のユーザーと似たユーザー など
ちなみに、ターゲットをどのくらいまで細かく指定するかは広告出稿の目的によって変わってきます。
商品・サービスの認知が目的であればターゲットは広く取ることが多いでしょうし、獲得が目的であればターゲットを細かく指定する必要があります。
広告出稿の目的を明確にする
広告出稿の目的を明確にすることも重要です。
たとえば、商品について多くの人に知ってもらいたい場合と、商品を購入してもらいたい場合ではもちろん取る戦略が異なってきます。
まずは広告出稿の目的を明確にし、その目的を達成するためにどのように広告を出稿するか考えていくのが良いでしょう。
高品質な広告を作成する
Twitter広告では高品質な広告を作成することも費用対効果を高めるために重要です。
もちろん、高品質な広告ならユーザーの反応が良くなるため高い効果を挙げられるのですが、これにはもうひとつ理由があります。
Twitter広告では広告の単価を決める重要な要素のひとつに広告の品質があるのです。
そのため、広告の品質が高ければ高いほど、低い予算で高い効果を挙げることができます。
素早く改善を繰り返す
Twitter広告では定期的に改善を繰り返すのも重要です。
Twitter広告は従来のテレビ広告などと違って広告のクリエイティブを後から自由に変えていくことができます。
そのため、成果によってクリエイティブを変更していき、もっとも効果が出るクリエイティブがどのようなものなのか探っていくことができるのです。
また、ターゲットユーザーなども後から自由に変更することができるため、広告の改善を行いやすくなっています。
Twitter広告の目的と課金方式
Twitter広告では、以下のような目的で広告を出稿することができます。
それぞれの目的と課金方式について詳しく見ていきましょう。
ツイートのエンゲージメント
指定したツイートへの反応を増やしたい時には「ツイートのエンゲージメント」を目的に設定します。
ツイートのエンゲージメントを目的にした場合はそのツイートにエンゲージメントに該当する行動をしたユーザーの数に応じて広告の費用が決定されます。
ちなみに、エンゲージメントに該当する行動とは、ツイートの形式で宣伝を行うプロモツイートの場合はいいね、リツイート、リンクのクリックなどが該当します。
ツイートのエンゲージメントは商品やサービスを広く認知したい時などに使うと便利な目的です。
プロモビデオ再生数
指定したツイートに添付されている動画やGIF画像を見てもらいたい場合には「プロモビデオ再生数」を目的に設定します。
プロモビデオ再生数では、ユーザーがビデオを再生するたびに課金が行われます。
ちなみに、プロモビデオ再生数の場合は課金方式を以下の3つの中から選ぶことができます。
- 動画再生あたり
動画の50%以上が画面に表示されて2秒以上経過するか、ユーザーが動画をクリックした場合に課金される方式 - 3秒/100%表示再生あたり
動画全体が画面に表示されたまま3秒以上経過するか、ユーザーが動画をクリックした場合に課金される方式 - 6秒の動画再生あたり
動画の50%以上が画面に表示され、6秒以上経過するか、ユーザーが動画をクリックした場合に課金される方式
動画形式でTwitter広告を配信したい時におすすめです。
ブランド認知度の向上
ブランド認知度の向上を目的にした場合、指定したツイートをどのくらいリーチさせるかによって課金されます。
リーチ数とは、指定したツイートを見たユーザーの数のことです。
ブランド認知度の向上の場合はインプレッション数(広告が表示された回数)に応じて課金されます。
ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョン
ウェブサイトにターゲットユーザーを誘導したい時には「ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョン」を目的に設定します。
この目的の場合はTwitter広告のリンクがクリックされた場合に課金されます。
インストリーム動画再生数
ユーザーがTwitterに投稿した動画の前に広告を挿入したい場合は、インストリーム動画再生数を目的に設定します。
この目的の場合は広告を設置した動画が再生されるたびに課金が行われます。
ちなみに、インストリーム動画広告は6秒は必ず表示されますが、それ以降はスキップできるようになります。
YouTubeの動画の再生前に流れる広告と同じようなものです。
フォロワー
特定のアカウントのフォロワーを増やすためにTwitter広告を活用する場合には「フォロワー」を目的に設定します。
フォロワーを目的にした場合は、広告を見たユーザーがアカウントをフォローすると課金されます。
アプリインストール数
ユーザーにアプリをダウンロードしてもらいたい場合には、「アプリインストール数」を目的に設定します。
宣伝したアプリをユーザーがインストールした場合に課金されます。
アプリを宣伝したい場合に使える広告です。
アプリ起動数
すでにアプリをインストールしているユーザーにアプリを起動してもらいたい場合は「アプリ起動数」を目的に設定します。
その広告をクリックしてアプリが起動された時に課金が行われます。
アプリインストール数と同じように、アプリを宣伝したい場合に有効な課金方法です。
Twitter広告の種類・配置面
Twitter広告には以下のような種類(配置面)があります。
それぞれの種類について詳しく見ていきましょう。
プロモツイート
プロモツイートでは、通常のツイートと同じような形式でTwitter広告が表示されます。
Twitterのタイムラインに流れる広告です。
ユーザーの投稿と似ていますが、ツイートの下部に「プロモーション」と表示されるところが異なります。
プロモアカウント
プロモアカウントでは自分のアカウントを宣伝することができます。
プロモツイートと同じようにTwitterのタイムラインに流れる広告です。
プロモアカウントではツイートではなく、その人のアカウント情報が掲載され、クリックするとフォローすることができます。
プロモトレンド
プロモトレンドではTwitterのトレンド表示画面に広告を表示させることができます。
具体的には、Twitterでは今話題になっているキーワードを見ることができますが、その中に広告を入れることができるのです。
普通のトレンドと違い、宣伝するキーワードの下に「〇〇によるプロモーション」と表示されます。
プロモトレンドスポットライト
プロモトレンドスポットライトとは、Twitterのトレンド画面に表示される広告で、文字だけでなく画像も入れることができます。
画面の上部に画像と文字で広告を掲載できるので、大きな注目を集めることができます。
ファーストビュー
ファーストビューとは、通常のツイートと同じような形式のプロモツイートのうち、ユーザーがタイムラインを開いて最初に表示されるもののことです。
ユーザーが最初に見る広告になるため、ふつうのプロモツイートと比べて料金が高いものの、高い成果を得ることが出来ます。
Twitter広告のまとめ
Twitter広告の費用は自分で予算を設定して決めることができます。
Twitter広告では以下のような4つの仕組みで費用を決定します。
Twitter広告で費用対効果を高めるためには、以下の5つのコツを抑えるのが重要です。
Twitter広告の目的と課金方式には以下のようなものがあります。
Twitter広告の入札方式には以下のようなものがあります。
Twitter広告の配置面には以下のようなものがあります。