「会社でYouTubeを使ったインフルエンサーマーケティングを始めることになったけど、人気が出始めているYouTuberの探し方を教えてほしい」
「YouTuberのチャンネル登録者数が増えていく仕組みを知ることで、自身のチャンネル運用に活かしたい」
この記事では、自分と他人のチャンネル登録者数の推移を確認する方法とツールについて紹介していきます。
また、チャンネル登録者数がどのような推移で増えていくのか、増える仕組みや理由についてもわかりやすく解説していきます。
YouTuberとしてチャンネル登録者数が増えていく流れを理解したい方、チャンネル登録者数が伸び始めているインフルエンサーを探している方はぜひ参考にしてみてください。
自分のチャンネル登録者数の推移を確認する
まずは自分のチャンネル登録者数の推移を確認する方法について解説していきます。
YouTubeには、チャンネルの管理や効果測定ができるYouTube Studioというサービスがあり、チャンネル登録者数の推移も簡単にチェックできます。
これからチャンネル登録者数を増やしていきたいと考えている方は、まずは現在の状況を把握することから始めましょう。
チャンネル登録者数の推移を把握することで、以下のようなメリットが得られます。
- チャンネル登録者数の増減のタイミングを分析できれば、動画制作の参考にできる
- 視覚的に効果をチェックすることがモチベーションにつながる
- 右上のプロフィールアイコンから「YouTube Studio」をクリック
- 左側のメニューバーから「アナリティクス」をクリック
- チャンネルアナリティクスのページが開いたら、グラフの上にある「チャンネル登録者」タブをクリック
この段階で、過去28日間のチャンネル登録者数の推移をグラフでチェックできます。
さらに、右上のフィルターから対象期間を変更することで、ほかの期間に絞って分析することも可能です。
過去365日や全期間という選択肢もあるので、今までどのような推移でチャンネル登録者数に変化があったのか確認してみましょう。
- グラフ左下の「詳細」をクリック
- スクロールして、グラフの下に表示されている動画ごとの一覧をチェックする
詳細ページを開けば、動画ごとのチャンネル登録者数の増減を確認できます。
チャンネル登録者数が大幅に増えている動画と減っている動画を分析して、視聴者のニーズを把握することに役立てましょう。
他人のチャンネル登録者数の推移を確認するツール
他人のチャンネル登録者数の推移を分析できるようになると、以下のように大きなメリットが得られます。
- これから人気が急上昇しそうなYouTuberを発見して、インフルエンサーマーケティングに役立てる
- 同ジャンルの競合チャンネルを分析して、差別化できるポイントを見つける
- 人気YouTuberのチャンネルを分析して、自身のYouTube運用に活かす
ここからは、他人のYouTubeのチャンネル登録者数の推移を確認できる3つのツールを紹介していきますので、ぜひ試してみてください。
ただし、どのツールもリアルタイムの情報ではない可能性がありますので注意しましょう。
yutura(ユーチュラ)
https://ytranking.net/channel/40586/chart/
他人のYouTubeチャンネルを分析するのにおすすめのツール1つ目は、yutura(ユーチュラ)です。
yuturaには、以下のような特徴があります。
- 無料で利用できる
- 累計のチャンネル登録者数・再生回数をランキング形式でチェックできる
- 月間のチャンネル登録者数・再生回数・登録者増加率をランキング形式でチェックできる
- 各チャンネルの累計のチャンネル登録者数・動画再生回数・動画数がわかる
- 30日間のチャンネル登録者数の推移をグラフでチェックできる
- 日ごとのチャンネル登録者の増加数なども一覧でチェックできる
yuturaでは、チャンネル名で検索することで気になるチャンネルのデータを無料かつ簡単にチェックできます。
30日間だけですが、どのタイミングでチャンネル登録者数が増えているのか分析すれば、視聴者から評価された動画ごとの分析ができます。
また、累計ではなく月間のチャンネル登録者数ランキングを見れば、いま伸びているトレンドのYouTuberが誰なのかを把握できます。
Noxinfluencer
他人のYouTubeチャンネルを分析するのにおすすめのツール2つ目は、Noxinfluencer(ノックスインフルエンサー)です。
Noxinfluencerには、以下のような特徴があります。
- 無料で利用できる
- 過去1年間のチャンネル登録者数の推移をグラフでチェックできる
- 過去30日間までのチャンネル登録者数の増減を日ごとにチェックできる
- チャンネル登録者増加率・減少率をトップ100のランキング形式で表示している
- 「今日の急上昇」ページでは、24時間以内の再生回数が多かった動画をチェックできる
- 5カ国ごとの、24時間以内の再生回数が多かった動画をチェックできる
- Choromeにプラグインすることで、YouTubeページを開きながら分析ができる
- NoxInfluencer独自の基準で評価したNoxスコアがあり、不足しているポイントを図で教えてくれる
- チャンネルごとの推定収益もチェックできる
Noxinfluencerは、過去1年間から好きな期間に調整してチャンネル登録者数の推移を分析できるので、長い期間の変化と最近の動向を同時に知ることが可能です。
また、会員になることでより詳しいユーザー属性の分析ができるので、チャンネル登録者に自社のターゲット層がどれくらい含まれているのか調べたい企業にもおすすめのツールです。
kamui tracker
他人のYouTubeチャンネルを分析するのにおすすめのツール3つ目は、kamui tracker(カムイトラッカー)です。
kamui trackerには、以下のような特徴があります。
- 会員登録制で、基本的なサービスは無料で利用できる
- 1000名以上のチャンネル登録者数がいるYouTubeチャンネルのデータを蓄積している
- 企業とのタイアップ動画のデータがチェックできる
- YouTuberが契約すると、優先的に企業案件を紹介してくれる
- インフルエンサーを探している企業には、最適なYouTuberの紹介、企業案件を依頼したあとの効果測定、競合チャンネルの分析などを代行してくれる
kamui trackerは日本企業がリリースしたサービスで、YouTuberへのサポートに加えて、企業のインフルエンサーマーケティングのサポートも行っています。
公開されたデータを自身で分析するだけではなく、目的に応じて提案をしてくれるので、効率的にYouTubeマーケティングを行っていきたい企業におすすめです。
チャンネル登録者数は指数関数的に推移する
YouTubeのチャンネル登録者数は、少しずつ増えるわけではなく、きっかけがあれば指数関数的な増え方をすることが多いといわれています。
指数関数的とは、増減のペースが上がるほど増減の数も大きくなっていくという意味です。
ここからは、YouTubeのチャンネル登録者数がどのような推移で増えていくのか、増える仕組みや理由について解説していきます。
チャンネル登録者数は1,000人までが大変
YouTubeは、「チャンネル登録者が1,000人を超えるまで長い時間がかかったけど、1,000人以降は短期間で急激に増えた」という声をよく聞きます。
1,000人を達成するまでが大変なのは、以下のような理由が考えられます。
- 関連動画やおすすめ、検索結果の上位に表示されない限り動画を見つけてもらいにくい
- 撮影や編集、アップロードに不慣れで定期的な投稿ができない
- 新しいチャンネルは認知されるまで時間がかかる
- 動画を見つけてもらえても、再生回数やチャンネル登録者数の少なさだけで「つまらない動画かもしれない」と判断されることがある
たとえばタイトルやサムネイル、概要欄、再生リストなど、チャンネル登録者数を増やすうえで便利な機能を使いこなせていないことが考えられます。
膨大な数の動画が日々アップロードされるYouTubeで見つけてもらうには、YouTubeの機能や仕組みを理解することが重要です。
また、開設したばかりのチャンネルをユーザーに見つけてもらえる場所は、基本的に検索結果しかありません。
再生回数やチャンネル登録者数が増えれば、ユーザーの画面におすすめや関連動画として表示され、自分の知らない場所で自然と認知度が拡大していきます。
チャンネル登録者数が1,000人を超えるまで時間はかかりますが、検索にヒットしやすいキーワードを活用したり、動画を定期的に投稿することを地道に続けていくことが大切です。
登録者数が増える理由
ここからは、YouTubeのチャンネル登録者数が増える理由について以下の3つのポイントに分けて紹介していきます。
- おすすめや関連動画に掲載される確率が増える
- 登録者数や視聴回数の相乗効果で視聴者が増える
- バズる動画が出てくる
チャンネル登録者数が増える理由がわかれば、どのような点を意識してYouTube運用を行っていけばいいのかがわかってきます。
また、YouTubeの仕組みを理解することにもつながりますので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめや関連動画に掲載される確率が増える
YouTubeでは、総再生時間やチャンネル登録者数が増えるとおすすめや関連動画に掲載される確率が増え、さらにチャンネル登録者数が増えることにつながります。
おすすめはYouTubeを開いた最初のトップページに表示され、YouTubeのアルゴリズムによって分析されたユーザー好みの動画が表示される仕組みです。
関連動画は視聴している同じページに表示され、「つぎに見るならこの動画」と関連性が高い動画をおすすめしてくれる機能です。
どちらもユーザーが新しいチャンネルを発見するきっかけになるため、おすすめと関連動画に表示されれば、一気にチャンネル登録者数が増えることが期待できます。
登録者数や視聴回数の相乗効果で視聴者が増える
YouTubeでは、チャンネル登録者数と視聴回数の相乗効果で、結果的にチャンネル登録者数の増加率が上がっていきます。
チャンネル登録者数と視聴回数の増加は、それぞれ以下のようなメリットがあります。
登録者数が増加 |
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視聴回数が増加 |
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このように、チャンネル登録者数が増えれば視聴回数が増える、視聴回数が増えればチャンネル登録者数も増えるという相乗効果が成り立っています。
「チャンネル登録者数を増やしたい」という目標がある方は、どうすれば視聴回数を増やせるのか、動画をクリックしてもらえるのかに意識を傾けてみましょう。
バズる動画が出てくる
YouTubeで定期的に動画をアップロードしていると、バズる動画が生まれチャンネル登録者数が急増することもあります。
「バズる」とは、投稿したYouTube動画が話題になったり投稿者の予想を超えて拡散されて、多くのユーザーに視聴されることをいいます。
動画がバズると一気にチャンネルの存在を認知してもらえるので、チャンネル登録者数が急増し、結果的に再生回数や再生時間などもアップしていきます。
- InstagramやTwitterでも動画をPRして、情報が拡散されやすくする
- トレンドを取り入れた企画を採用する
- 多くのユーザーからポジティブな共感が得られるテーマを利用する
- 短い時間でも、インパクトがあったりクスっと笑える動画を作る
まとめ
この記事では、自分と他人のチャンネル登録者数の推移を確認する方法、チャンネル登録者数が増える仕組みについて解説していきました。
YouTube運用を成功させたい方は、まずは自分のチャンネル登録者数がどのような推移で増減しているかを把握することから始めましょう。
そしてチャンネル登録者数が増える仕組みを理解して、どのようなポイントに力を入れていけばいいのかを明確にしていくことも大切です。
また、人気が急上昇しているYouTuberを探したいという企業の方は、この記事で紹介した分析ツールを活用して、自社にぴったりのインフルエンサーを見つけてください。