この記事ではSNSマーケティングについて、成功事例をもとに効果やメリットを解説しいていきます。
SNSマーケティングを学ぶことで認知を拡大したり、ブランディング、ファン獲得などに活かせるようになるでしょう。
SNS全盛期の現代においてSNSマーケティングは必須です。
この記事を読んでSNSマーケティングの効果的なやり方や注意点を学びましょう。
SNSマーケティングとは?
SNSマーケティングとは、インスタグラムやYouTubeなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用したマーケティング手法のことをいいます。
SNSといっても多くのSNSがあります。SNSマーケティングをする目的や製品、予算によって活用するべきSNSは変わります。
次の章では主要SNSの特徴を解説しているので、自社に合ったSNS選びの参考にしてください。
主要SNS一覧
ここからは、各SNSの特徴やマーケティングへの活かし方などを解説します。
SNS | 日本の月間利用者数 | 特徴 |
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3,300万人(2019年時点) |
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4,500万人(2016年時点) |
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YouTube | 6,200万人(2018年時点) |
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2,600万(2019年時点) |
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TikTok | 950万人(2018年時点) |
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LINE | 8,400万人(2020年時点) |
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参照:https://about.fb.com/ja/news/2019/06/japan_maaupdate-2/,https://twitter.com/twitterjp/status/793649186935742465,https://www.netratings.co.jp/news_release/2018/12/Newsrelease20181225.html,https://japan.cnet.com/article/35139021/,https://blog.btrax.com/tiktok-rapid-growth-in-japan/,https://www.linebiz.com/system/files/jp/download/LINE%20Business%20Guide07-12_summary.pdf
Instagram(インスタグラム)は、画像投稿型のSNSです。
インスタグラムの利用者は女性が多いと思われるかもしれませんが、利用者の43%が男性なので意外と男性も多いSNSです。
利用率は、毎年伸びており
マーケティングとの相性もいいSNSです。
Twitterは、文字ベースのSNSです。リツイートという、簡単に情報共有できる機能があるので、拡散されやすいという特徴があります。
拡散されやすいので、バズれば一気に話題になりますが、一方で炎上した時も一気に広がるという側面があります。
2016年以降、国内の利用者数は公表されてはいませんが、10代を中心に利用者数は減少していると考えられています。
YouTube
YouTubeは、動画投稿型のSNSです。
他の文字ベースのSNSや画像ベースのSNSと違って、YouTubeは動画ベースなので企画・撮影・編集の手間があるぶん参入障壁が少し高いSNSです。
YouTube広告の種類も豊富で、さまざまなアプローチでマーケティングを展開できるのも特徴です。
- 動画広告
- バナー広告
- 検索結果
- 自社チャンネル運営
- YouTuberへの企業案件依頼
動画でじっくり商品やサービスをPRできるので、魅力を詳しく伝えたい企業におすすめのSNSです。
Facebookは、日本の利用者数は他のSNSと比べると2,600万人と多くはありませんが30代以上の男性が多く利用しているので、BtoB向けのマーケティングと相性がいいSNSです。
最大の特徴は、実名性のSNSであるという点です。そのため、ユーザーの口コミの信頼性が高いので、口コミマーケティングをしたい企業におすすめのSNSです。
また実名性のSNSなので、炎上しにくいSNSでもあります。
TikTok
TikTokは、15~60秒のショートムービー投稿型のSNSです。2020年時点で10代の若い世代を筆頭に最も勢いのあるSNSの1つです。
TikTokのマーケティング方法は、広告を出稿することも可能ですが、「ハッシュタグチャレンジ」というキャンペーンを展開し、ユーザーに投稿してもらう施策もあります。
LINE
LINEがSNSと言われると違和感を感じるかもしれませんが、LINEもれっきとしたSNSのひとつです。
LINEは、2020年時点で8,400万人のMAU(月間利用者数)がいる日本国内最大の利用者数がいるSNSです。
LINE@を使ってユーザーと直接メッセージのやりとりをしたり、タイムラインに広告を掲載することでPRが可能です。
SNSマーケティングの効果とメリット
ここでは、SNSマーケティングの効果・メリットについて解説します。
- 認知されやすい
- ブランディングがしやすい
- コミュニケーション・ファン化がしやすい
これらのメリットが魅力的に感じるならSNSマーケティングに取り組み価値があるといえます。
メリット①認知されやすい
SNSは拡散されやすいという特徴があります。拡散されると、多くの人の目に留まることになるので、商品・サービスが認知されやすくなります。
また、検索ツールとしてもSNSは活用できます。例えば10代の若者は、近くのカフェを探す時などはInstagramで「#渋谷カフェ」などで検索する傾向があり、Web検索よりもSNSで情報収集する機会が増えているのです。
メリット②ブランディングがしやすい
インスタグラムやYouTubeなど画像や動画がメインのSNSでは、そのアカウントならではの世界観を出しやすいです。これらの世界観が企業のブランディングに活用できます。
特にYouTubeでは、動画を通じて情報発信ができるのでブランディングがしやすいです。
自社のイメージに合うインフルエンサーを起用することでも、ブランディングを作り出すことも可能です。
メリット③コミュニケーション・ファン化がしやすい
SNSのコメント欄などでユーザーとのコミュニケーションをとると、ファンになってもらいやすいです。
SNSなら、ユーザーからもコメントをしやすいですし、消費者の生の声を聞くこともできます。
コメントを返せなくても、「いいね」をするだけでもユーザーにとっては良い印象を受けるでしょう。
SNSマーケティングの手法
ここからは、SNSマーケティングについて以下の具体的な手法について解説していきます。
- SNS広告への出稿
- SNS運用
- SNSキャンペーン
- インフルエンサーマーケティング
SNS広告への出稿
まず紹介するのは、SNSでの広告出稿です。すべてのSNSは広告を出稿できる機能があります。
SNSの広告は、一般ユーザーの投稿と同じように流れてくるので、広告感出さずにPRができることも可能です。
SNS広告は、広告を見られた数だけ費用がかかるので、効率よく認知を拡大できます。
参考事例:UCC上島珈琲
https://twitter.com/UCC_COFFEE/status/1313026136641867783
SNS広告の事例は、SNSキャンペーンに合わせて実施されました。
より多くの人にキャンペーンに参加してもらいたい時は、SNS広告を出稿することで認知を一気に拡大できます。
SNS運用
ブランディングやユーザーとコミュニケーションをとるのが目的の場合、自社でSNSアカウントを運営するのがおすすめです。
運用開始当初は、フォロワー数や視聴回数があまり伸びにくいので、今回ご紹介するSNSマーケティングの手法の中では最も難易度が高い手法です。
また、SNS運用を代行してくれるSNS運用代行会社もあります。自社での運用に自信が無かったり、すでに運用しているけどいまいち効果が出ていない企業はそういった運用代行を利用するのも1つの手です。
TwitterやInstagramなどさまざまなSNSがあるなかで、それぞれのユーザー層や特徴の違いから、複数のSNSを同時に運用している企業も多いのではないでしょうか。 定期的に情報を発信し続けることは簡単ではないため、SNSマーケ[…]
参考事例:SHARP シャープ株式会社
SNS運営で最も成功している企業アカウントの1つがSHARPです。
裏表がなく、クスッと笑えるツイートが人気を呼び、2020年11月時点で82万人以上のフォロワーを獲得しています。
フォロワーとのコメントも盛んに行っており、ファン獲得に貢献しています。
SNSキャンペーン
SNSキャンペーンは、「ハッシュタグをつけて感想を投稿すると抽選で〇〇をプレゼント」といった手法です。
自社のSNSアカウントを持っていなくてもSNSキャンペーンはできますし、費用も比較的抑えられます。
SNSキャンペーンを成功させるコツは魅力的な景品を用意することと、手軽にキャンペーンに参加できる(フォローといいねのみなど)ことです。
キャンペーンに参加してくれる人が多いほど、参加者のフォロワーにもキャンペーンが拡散されるのでSNSキャンペーンの効果が最大化されます。
参考事例:大塚製薬のソイジョイ
こちらは、大塚製薬のSOYJOY(ソイジョイ)が当たるキャンペーンです。
簡単なアンケートに回答して、動画を視聴するだけで抽選で11万人にソイジョイがその場で当たります。手軽に参加できて当たる確率が高い魅力的なキャンペーンです。
当選した人がTwitterで「ソイジョイが当たった」とツイートすることで、キャンペーンが拡散されています。
インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングは、SNS上で影響力を持つ人に依頼して商品を依頼してもらう方法です。
多くのファンを持つインフルエンサーに商品を紹介してもらうことで、商品の認知拡大やイメージアップが期待できます。
特にユーチューバーの企業案件では、ただの動画広告よりも最後まで見てもらえることが多いので、動画を使って詳しく商品の解説ができます。そのため認知だけでなく、購買までの訴求ができます。
参考事例:ファンケルの搾りたてケール青汁
こちらのインフルエンサーマーケティングの事例は、インスタグラムのフォロワー数85万人の人気アカウント「リュウジのバズレシピ」さんによるPRです。
料理のレシピを投稿しているのですが、今回のPR商品「ファンケルの搾りたてケール青汁」を料理の中で使用しています。
こうすることで商品のアレンジ方法も提案できます。
この記事では、インフルエンサーマーケティングの事例をインスタグラマーの事例とYouYuberの事例をそれぞれ紹介していきます。成功事例だけでなく、失敗例も紹介します。 フォロワー数(チャンネル登録者数)100万人以上のトップインフルエ[…]
おすすめSNSマーケティング会社
ここからは、おすすめのSNSマーケティング会社を紹介します。
「SNSマーケティングの運営方法がわからないので代行してほしい」
「SNSはやっているけど、いまいち効果がでない」
このような企業は、一度以下のSNSマーケティング会社に相談してみてはいかがでしょうか。
①OTONARI
OTONARI(オトナリ)は、SNSマーケティングにいついて総合的なサポートを提供します。
自社の企業アカウント「節約ライフ(@okane_tamaru)」や「大人女子コスメ(@otonajoshi_cosme)」のフォロワー数をそれぞれ29万人と11万人と伸ばした実績がありますので、自社で培ったノウハウをもとにSNSマーケティングの支援が可能です。
OTONARI ASPというサービスではインフルエンサー向けのASPサービスと20代以上の大人YouTuberが所属するYouTube事務所なども運営しているので、インフルエンサーマーケティングなどについても相談可能です。
②アクア
アクアは、SNSプロモーションの施策立案から実行まで支援します。
SNSの運用代行やSNS広告の運用・コンサルティングもペルソナ策定から運用・改善まで支援可能です。
オフラインイベントやPR施策と組み合わせてSNSを活用したい企業におすすめです。
③サムライト株式会社
サムライトは、SNSアカウントの運用支援を行ってくれる企業です。
Instagramだけでなく、TwitterやYouTube、LINEなど多くのSNSに対応しています。各SNSのキャンペーンも企画・実施も可能です。
インフルエンサーマッチングサービスも展開しているので、インフルエンサーを活用したSNSマーケティングも可能です。
SNSマーケティングの注意点
ここからは、SNSマーケティングを行う前に注意しておくべき点について解説します。
炎上リスク
SNSマーケティングで最も注意しなければいけない点は、「炎上リスク」があるという点です。
SNSは良くも悪くも情報が一気に拡散されてしまうという特徴があります。ポジティブな拡散であればいいのですが、ネガティブな拡散であれば企業や商品のイメージも悪くなってしまいます。
- ステルスマーケティング(ステマ)
- 非常識な振る舞い・発言(モラル・差別・性的)
- 誤投稿
炎上を防ぐためには、投稿のチェック体制を整えたり、投稿担当者のITリテラシーを教育するようにしましょう。
コンテンツを発信し続けないといけない
SNSは、情報が流れやすいという特徴があります。
最新の投稿がユーザーのスマホやPCに表示されるので、投稿数が少なかったりしばらく投稿がなかったらユーザーに投稿を見てもらえる確率は低くなります。
そのため、InstagramやTwittterであれば毎日投稿をすることが望ましいです。
SNS運営は時間と工数がかかるので、無理なく運用するにはどのような運用体制で行うべきかを事前に決めておきましょう。
まとめ
SNSマーケティングについて解説しました。
まとめると、SNSマーケティングには主に以下の4つの手法があります。
- SNS広告への出稿
- SNS運用
- SNSキャンペーン
- インフルエンサーマーケティング
これらの手法は、目的や予算に合わせて選ぶようにしましょう。
またSNS運営をやったことがなかったり、やってはいるけどいまいち効果がでない時はSNSマーケティング会社に依頼するのもひとつの手です。