インターネット広告代理店12社を比較!選び方やネット広告を解説【2021年】

この記事ではインターネット広告配信したいと考えている方に向けて、インターネット広告の種類、インターネット広告代理店の選び方をご紹介します。

インターネット広告にはどのような種類があるのか、それぞれのインターネット広告の特徴やメリット、効果などを解説します。

インターネット広告代理店12社とそれぞれの特徴もご紹介します。

インターネット広告の運用を代理店に依頼したいと考えているマーケティング担当の方はぜひ参考にしてみてください。

インターネット広告の種類

インターネット広告はWebサイトなどに掲載される広告のことです。

インターネット広告という呼び名の他に「Web広告」「オンライン広告」「デジタル広告」とも呼ばれます。

インターネット広告の特徴は大きく分けて2つあります。

1つ目は、ユーザーの年齢、性別、行動履歴、居住地域などを限定することで明確になる「ターゲティング」があることです。

2つ目は、表示した広告に対してユーザーがクリックなどで反応する「インタラクティブ」があることです。

「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「SNS広告」それぞれの特徴やメリット、利用する際のポイントを解説していきます。

リスティング広告

リスティング広告とは、検索エンジンでユーザーが検索した時に、検索結果として表示される広告です。

Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンでユーザーがキーワード検索をした時、検索したキーワードに合わせてリスティング広告が検索結果のページの上部に表示されます。

リスティング広告は、最もよく目にするインターネット広告の1つです。

「検索といえばGoogle」となっている現代において、リスティング広告は基本的なインターネット広告となっています。

ユーザーが自分から検索したキーワードに対応した広告を表示させることができるため、リスティング広告はインターネット広告の中でもニーズのあるターゲットに対してアプローチできることが特徴です。

金額や広告の品質によってはすぐに表示させることが可能であるため、SEOなどと比べて即効性があることもリスティング広告のメリットです。

リスティング広告を運用するポイント

リスティング広告の運用では「入札管理」と「予算管理」を行います。

「入札管理」では成果の出ているワードの入札を上げます。

成果の出ていないワードの入札は下げ、成果の出ていないワードの中でも獲得にほとんどつながらないものは除外する必要があります。

「予算管理」では、目標内のCPAで獲得できているのにもかかわらず予算がネックとなって成果につながっていないものの予算を上げます。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは画像が使われているバナー広告のことです。

文字で表示されるリスティング広告と異なり、ディスプレイ広告は画像を使って表示できるため、ユーザーに対して視覚からダイレクトにPRできます。

ディスプレイ広告は大手企業が使うことが多い傾向にあります。

広告主は利用する目的やターゲット層の違いによってリスティング広告とディスプレイ広告を使い分けることが多いです。

ディスプレイ広告では枠を一定期間買い取ることになるため、一定の広告表示が期待できます。

ディスプレイ広告を運用すると認知度の低いターゲット層を含め、より多くのユーザーに対してアピールすることが可能です。

ディスプレイ広告を運用するポイント

ディスプレイ広告はKPIとして、クリック単価や成約率などを設定してPDCAサイクルを回していくことがポイントです。

成約率が低い場合は、ターゲット層と配信先のユーザーにズレがないかどうか見直しましょう。

それと合わせてユーザーが離脱するようなポイントがないかどうかチェックすることも大切です。

ディスプレイ広告だけでなく、ランディング先のWebページや、その先の申し込みフォームなどへの導線も見直します。

SNS広告

SNS広告は、ツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどのSNSに表示させる広告です。

タイムラインに表示させるタイプや、公式アカウントでツイートするタイプな様々なタイプがあります。

インターネット広告業でのSNS広告で多いのはタイムラインに表示させるタイプです。

SNS広告は、成功すればユーザー同士の共有や拡散により、自動的に広告が周知されて広がっていく可能性があります。

運用を除けば比較的安価に利用できることもSNS広告のメリットです。

SNS広告を運用するポイント

SNS広告を運用する場合は、その広告を出稿するのに最も適したSNSを選ぶことが大切です。

そのために、各SNSについてどのような層のユーザーが利用しているのかを知り、各SNSのユーザー属性を把握することがSNS広告運用のポイントになります。

その上で、拡散されやすさを考えてSNS広告を制作し投稿していきます。

インターネット広告代理店の選び方

インターネット広告代理店に依頼する場合は、選び方に注意すべきポイントがあります。

ポイントは「サービス内容で選ぶ」「実績があるか」「料金体系が明瞭か」の3つです。

それぞれ詳しくご紹介します。

サービス内容で選ぶ

インターネット広告代理店から提供されるサービス内容をチェックします。

そのインターネット広告代理店で提供されるサービス内容で、広告主の求めていることが実現できるかどうかが大切です。

広告代理店には、それぞれ得意とするサービスの分野があります。

リスティング広告やディスプレイ広告を得意とする代理店があれば、SNS広告を得意とする代理店もあります。

自社が運用したいと考えている広告の運用が得意なインターネット広告代理店を選びましょう。

ディスプレイ広告用のバナーやランディングページの制作まで対応している広告代理店もあれば、一方そのようなクリエイティブには対応していない代理店もあります。

社内にデザイナーを抱えている場合はあまり問題ありませんが、社内にバナーやランディングページの制作ができる担当者がいない場合は要注意です。

社内に制作できる方がいない場合、広告用のバナーやランディングページの制作ができる代理店であるのかということはかなり重要なポイントになります。

提案

新規提案の他に改善策の提案もしてくれるのか、運用はどこまで代行してもらえるのかなども確認しておきましょう。

媒体提案、アカウント構成の提案などを対応してくれるのかどうかも確認します。

そもそも、どの媒体に広告を出すのがいいのかや、ブランディングの方向性まで提案してくれる代理店もあるので、プロのマーケティング担当に新しい可能性を発見できる期待ができます。

分析

分析については、分析の頻度や、分析結果のわかりやすさ、また分析の結果から効果的な改善案を提案してくれるのかも確認すべきポイントです。

わかりやすい分析方法であれば、今後、自社で分析を行う場合スムーズに自社に移行しやすいです。

レポートの発行

レポートの発行について、定期的に広告運用の成果のレポートを発行してくれるかどうか、またレポートを発行する頻度はどれくらいか確認しましょう。

レポートの頻度が高ければより細かく分析ができます。

タグの設定

タグの設定を代行してくれるかについてです。

広告の効果を正しく測定するためにはタグの設定が重要になります。

そのインターネット広告代理店にタグの設定を代行してもらえるかどうか、またどこまで代行してもらえるか確認しましょう。

実績があるか

インターネット広告代理店の実績や受賞歴も重要です。

インターネット広告代理店の実力を判断する上で、実績や受賞歴を確認することは大切なポイントになります。

広告主と同じ業界で、同じくらいの予算の運用実績があるかどうかも確認しましょう。

インターネット広告の運用を担当する、運用担当者が広告主と同じ業界のクライアントからの運用をした実績があることが理想的です。

業界によってインターネット広告の運用に必要なスキルは異なるからです。

広告運用担当者は、1年、コンサルティングと実運用を経験し学んでから独り立ちします。

3年程度の経験がある広告運用担当者であればベテランコンサルタントです。

注意点として、経験が長くても入稿業務や予算管理といったオペレーティング業務を中心に運用してきた広告運用担当者は、課題解決力があまりない傾向があります。

営業担当者に広告の知識があるかどうかも確認しましょう。

大手代理店やWEB制作代理店などでは、広告運用を外部に委託していて、窓口となる営業担当者は広告にあまり詳しくないことがあります。

営業担当者が広告にあまり詳しくない場合、相談をした際に回答をもらうまでに時間がかかったり、必要な時に必要なアドバイスをもらえなかったりして、デメリットになります。

良いインターネット広告代理店は営業担当者も良く勉強していて、広告や業界の情報にも詳しいことが多いため、確認してみましょう。

料金体系が明瞭か

インターネット広告代理店に広告運用を代行する際、料金がどれくらいかかるのか確認し、料金体系が明瞭なインターネット広告代理店を選びましょう。

大規模な予算の案件や大企業との取引が多い代理店が優秀な代理店というわけではありません。

そのインターネット広告代理店の担当している企業や案件の予算の規模が自社に合っているかどうかも確認しましょう。

かかる料金は依頼する代理店によって異なり、一般的にテーブル制、固定制、料率制、成果報酬制の4種類があります。

それぞれのインターネット広告代理店によって料金体制も異なっていて、それぞれの条件があります。

インターネット広告代理店を選ぶ際は、料金体系だけではなく支払条件、出稿費用、初期費用、契約期間なども確認しておきましょう。

最低出稿費用

最低出稿費用を設定しているインターネット広告代理店もあります。

広告費が上がるほど手数料、つまりインターネット広告代理店の売り上げが増えることになります。

そのため少額予算の出稿を防ぐために予算が100万円以下、500万円以下である場合は仕事を受けないというケースもあります。

初期費用

初期費用はインターネット広告を配信するのに必要なアカウント設定の費用です。

価格はインターネット広告代理店やサービスにより異なりますが、一般的な価格帯の相場は3万円~10万円くらいです。

初期費用の中に運用手数料が含まれているインターネット広告代理店も多くあります。

契約期間

インターネット広告代理店では3カ月などの契約期間が設けられていることが多いです。

インターネット広告運用代行を依頼する際に、あまりにも短い期間だとデータを十分に集めることができず、広告の効果の検証や、効率的な改善が行えないからです。

支払い条件

インターネット広告運用の費用の支払いは「前払い」と「後払い」のどちらかを選ぶ場合が多いです。

前払いの場合、事前に依頼するインターネット広告代理店の口座に広告費用を振り込み、振り込んだ費用で広告を運用します。

後払いであれば、広告を配信した翌月に請求書が発行され、翌々月末までに入金しするというケースが多いです。

自社の状況に応じて支払い時期を考えつつ、インターネット広告代理店を選びましょう。

インターネット広告代理店

インターネット広告代理店を12社ご紹介します。

それぞれのインターネット広告代理店の特徴をご紹介しますので、依頼するインターネット広告代理店を選ぶ際に参考にしてみてください。

①OTONARI

OTONARIバナー

株式会社OTONARIは、大人YouTube事務所「OTONARI」やインフルエンサーに特化したアフィリエイトサービス「OTONARI ASP」も運営しています。

インフルエンサーマーケティングに強みのある広告代理店です。

会社名株式会社OTONARI
住所東京都渋谷区千駄ヶ谷4-29-12
北参道ダイヤモンドパレスビル208
HPhttps://otonari.tokyo/

②サイバーエージェント

サイバーエージェント

サイバーエージェント、連結子会社106社の内6組合、関連会社10社の内1組合によって構成されています。

インターネット広告事業では、広告代理事業やアドテクノロジー事業などを行っています。

会社名株式会社サイバーエージェント
住所東京都渋谷区宇田川町40番1号 Abema Towers
HPhttps://www.cyberagent.co.jp/

③D.A.コンソーシアムホールディングス

D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社

D.A.コンソーシアムホールディングスは、パートナービジネスを行うDACグループとクライアントビジネスを行うIREPグループに分かれています。

IREPグループでクライアントビジネスとして広告代理事業を行っています。

会社名D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社
住所東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号
恵比寿ガーデンプレイスタワー(受付 33階)
HPhttps://www.dac-holdings.co.jp/

④デジタルホールディングス(旧:オプトホールディング)

株式会社デジタルホールディングス

オプトグループの事業セグメントで行っている事業は、マーケティング事業、投資育成事業、海外事業の3つです。

顧客のデジタルシフト支援全般を推進しています。

会社名株式会社デジタルホールディングス
住所東京都千代田区四番町6 東急番町ビル
HPhttps://digital-holdings.co.jp/

⑤アドウェイズ

株式会社アドウェイズ

株式会社アドウェイズと連結子会社26社、非連結子会社8社及び持分法適用関連会社2社の合計37社で構成されています。

アフィリエイトを中心としたインターネット広告サービスを提供しています。

会社名株式会社アドウェイズ
住所東京都新宿区西新宿八丁目17番1号 住友不動産新宿グランドタワー38階
HPhttps://www.adways.net/

⑥セプテーニ・ホールディングス

株式会社セプテーニ・ホールディングス

持株会社である株式会社セプテーニ・ホールディングスの他、連結子会社33社、持分法適用関連会社11社で構成されています。

ネットマーケティング事業やメディアコンテンツ事業を提供している会社です。

会社名株式会社セプテーニ・ホールディングス
住所東京都新宿区西新宿8丁目17番1号 住友不動産新宿グランドタワー30F
HPhttps://www.septeni-holdings.co.jp/

⑦ファンコミュニケーションズ

株式会社ファンコミュニケーションズ

組織再編による効率化やメディア事業などを行っています。

CPA型アドネットワーク事業、CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業などを展開している会社です。

とくにITP(iOS上の機能)や動画広告に注力しています。

会社名株式会社ファンコミュニケーションズ
住所東京都渋谷区渋谷1-1-8青山ダイヤモンドビル(受付:2階)
HPhttps://www.fancs.com/

⑧インタースペース

株式会社インタースペース

株式会社インタースペースは、アフィリエイト事業とメディアコンテンツ事業を行っている会社です。

パソコンや端末向けの成果報酬型インターネット広告サービスなどを提供しています。

会社名株式会社インタースペース
住所東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル8階
HPhttps://www.interspace.ne.jp/

⑨バリューコマース

バリューコマース株式会社

親会社2社、バリューコマース株式会社、子会社2社、関連会社2社で構成されている組織です。

広告事業やCRM事業を行っていて、主にインターネット広告サービスを提供しています。

広告事業のアドネットワークサービスやCRM事業がとくに伸びています。

会社名バリューコマース株式会社
住所東京都港区南青山2-26-1 D-LIFEPLACE南青山 3階
HPhttps://www.valuecommerce.co.jp/

⑩アイモバイル

株式会社アイモバイル

アドネットワーク関係の事業に注力していて、広告主の効果を最大化させることや媒体社の収益を最大化させることを目指して取り組んでいます。

動画広告事業「maio(マイオ)」、ふるさと納税事業「ふるなび」、アフィリエイト事業の売上が伸びています。

会社名株式会社アイモバイル
住所東京都渋谷区桜丘町22番14号 N.E.S.ビルN棟 2階
HPhttps://www.i-mobile.co.jp/

⑪ユナイテッド

ユナイテッド株式会社

ユナイテッド株式会社は、コンテンツ事業とアドテクノロジー事業を展開している会社です。

CocoPPaやスマホゲームなどのスマートフォンメディア事業の他に、RTB広告事業も提供しています。

会社名ユナイテッド株式会社
住所東京都渋谷区渋谷1-2-5 MFPR渋谷ビル B1F
HPhttps://united.jp/

⑫フルスピード

株式会社フルスピード

株式会社フルスピードは、インターネットマーケティング支援を行っている会社です。

SEOビジネスを軸に、リスティング広告、アフィリエイト広告、ディスプレイ広告、SNS広告などインターネットマーケティングのサービスを提供しています。

会社名株式会社フルスピード
住所東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー8F
HPhttps://www.fullspeed.co.jp/

まとめ

この記事ではインターネット広告配信したいと考えている方に向けて、インターネット広告の種類、インターネット広告代理店の選び方をご紹介しました。

インターネット広告には「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「SNS広告」の3種類があります。

それぞれ特徴やメリット、利用する際のポイントが異なっているため、ターゲットや目的に合わせて検討しましょう。

インターネット広告の運用を代理店に依頼したいと考えているマーケティング担当の方は、今回ご紹介したインターネット広告代理店12社とそれぞれの特徴をぜひ参考にしてみてください。

この記事を参考に、インターネット広告を効果的に利用していただければと思います。

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