「人気インスタグラマーのようなお洒落な写真を撮りたい」
「同じものを撮影しても全然フォトジェニックにならない…」
「初心者でも簡単に挑戦できる、フォトジェニックな写真を撮るコツを教えてほしい」
人気インフルエンサーのようなお洒落な写真は、特別な撮影機材や編集テクニックが必要だと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、多くの人をひきつける写真を撮るにはコツがあり、スマホひとつでも気軽に実践できます。
そこで今回は、フォトジェニックな写真を撮る方法を撮影したいジャンル別に解説していきます。
また、初心者でもすぐに取り入れられる撮影テクニックを3つ紹介しますので、ぜひ最後まで参考にしてみてください。
まずはフォトジェニックの意味について見ていきましょう。
フォトジェニックとは?
フォトジェニックとは「写真映えする」という意味があり、おもに場所やモノが写真映えするときに使われます。
たとえ人物が写っていても、その背景や周辺にある場所・モノ、ファッションなどがお洒落に強調されている写真もフォトジェニックといえるでしょう。
フォトジェニックな写真を投稿すれば、ユーザーの注目を集め、投稿やアカウント自体に興味を持ってもらいやすくなります。
とくにインスタグラムはビジュアル的な魅力に敏感な女性ユーザーが多いため、フォトジェニックな写真を投稿することがフォロワー増加につながります。
フォトジェニックな写真はジャンルによって異なります。
【場所】
その場の魅力が伝わるような写真、臨場感のある写真、思わず行ってみたくなる写真
【食べ物】
盛り付けがお洒落な写真、湯気が立っているのが伝わるような食欲をそそる写真
行ってみたい、食べてみたい、着てみたい、使ってみたいなど、実際に体験したくなるような写真がフォトジェニックです。
つぎに、フォトジェニックな写真を撮る方法を撮影したいジャンル別に見ていきましょう。
フォトジェニックな写真を撮る方法
フォトジェニックな写真を撮るにはコツがあります。
ここからは、フォトジェニックな写真を撮る方法を以下のジャンルに分けて解説していきます。
【場所】
- きれいな外壁・旅行先
- カフェ
- イベント(フェス・キャンプ)
【モノ】
- 食べ物・飲み物
- お洒落な製品(コスメ・アクセサリーなど)
フォトジェニックな写真を投稿しているインスタグラムアカウントやどのような写真がフォトジェニックなのかについても紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
場所
まずは、場所に関するジャンルをフォトジェニックに撮影する方法について紹介していきます。
場所の写真といえば、旅先の美しい風景やインテリアがすてきなカフェ、自然豊かなキャンプ場、アートな街並みなどがあります。
場所の写真をフォトジェニックに撮るには、以下のようなポイントを意識して撮影してみましょう。
- 主役を決めて何をアピールしたい写真なのかをわかりやすくする
- なるべく歩行者や他の客が写らないように撮影する
- 人物も写るときは被写体を引き立てる工夫をする
伝えたいものに焦点を当てることで写真の構図が定まりやすくなり、その場所で実際に目にしているかのような臨場感をユーザーに味わってもらえます。
また、場所の写真に歩行者や他の客が写りこんでしまうと被写体が目立たず、何を主役にしたいのかわかりづらくなってしまいます。
平日や早朝の時間帯を狙うなど、なるべく人が少ないタイミングで撮影するのがおすすめです。
ただし、風景のなかにそこで暮らしている人や動物が写っていると想像力がかき立てられるので、より関心を持ってもらいやすいメリットもあります。
あえて人物を写すことでフォトジェニックを生み出したい場合は、遠くで歩いている写真や座っている後姿が控えめに見える程度が良いでしょう。
ここからは、具体的な場所別にフォトジェニックな写真を撮るコツについて紹介していきます。
きれいな外壁・旅行先
フォトジェニックな写真を撮りやすい被写体のひとつが、きれいな外壁や観光スポットです。
きれいな外壁とは、建物の壁に何気なく描かれているウォールアートやレンガ造りのレトロな壁などです。
ウォールアートはすでにお洒落なビジュアルが完成しているので、簡単にフォトジェニックな写真が撮れるおすすめの被写体です。
外壁を撮影する際は、外壁だけを構図におさめるのではなく、空や街並みなどの背景もさりげなく写すのがポイントです。
空や街並みが余白となり写真全体がすっきりして見えますし、「どんな場所にあるんだろう」と想像させて感心を高める効果も期待できます。
旅行先の写真は、見ている人が旅行をしている気分を味わえるような構図で撮影するのがポイントです。
たとえば、建造物を写すときに自分も一緒に写りこんで被写体の大きさをわかりやすく伝えるのも良いでしょう。
ただし、自分も一緒に写りこむときは被写体を眺めている後姿や歩いている姿など、人物がメインにならないようにします。
また、人物と外壁、人物と観光スポットを一緒に撮影するときは、その風景の色や雰囲気に合うファッションや小物を身に着けることも大切です。
【参考にしたいインスタグラムアカウント】
@halno 「Halno Kujiraoka」
@tabi_gocoro 「旅ごころ」
@map_of_italy 「Map of Italy」
カフェ
カフェでフォトジェニックな写真を撮るには、撮影したい雰囲気によって席を選びましょう。
明るくて爽やかなイメージで写真を撮りたいなら自然光が程よく差し込む窓際に、薄暗いシネマティックなトーンで撮影したいなら店内の奥に座ってみてください。
また、お洒落なインテリアを撮影しやすい位置を意識することも大切です。
カフェの外観を撮影するときは、空や街並みが少し見切れるような構図にしたり、道路の向かい側から遠目に撮影して歩きながら眺めている雰囲気を演出したりするのも良いでしょう。
ほかにも、カフェでは以下のようにさまざまな撮影ができます。
- 背景がおしゃれな位置でドリンクを手に持っているところを撮影する
- 太陽の光が差し込む場所で食事を撮影する
- お洒落な柄の床を背景にして、上から食事やドリンクを撮影する
- テーブルの角に食事やドリンクを並べて、あえて床やイスを背景に写す
- 食事やドリンクを撮影するときは店内のインテリアも写りこむようにする
- 店内のインテリアごしに外の街並みを撮影する
【参考にしたいインスタグラムアカウント】
@cafe_oosaka カフェ大阪【公式】
@genic_cafe インスタ映えカフェ紹介メディア
@blenda_pechico ぺちこ。京都カフェ
イベント(フェス・キャンプ)
フォトジェニックな写真が撮れるイベントといえば、フェスやお祭り、キャンプがおすすめです。
フェスに設営されているお洒落なフォトブースを活用したり、空や芝生などを背景にグッズを手に持った写真を撮影するのも良いでしょう。
人物を構図に入れる際は、フェスの雰囲気が伝わるようなファッションを意識することも大切です。
また、和の雰囲気を感じられる日本のお祭りでは、ちょうちんや花火、屋台など、夜に映える写真を撮影しましょう。
キャンプは、食事や風景など被写体が多く、時間帯によってさまざまな雰囲気の写真を撮れる点が魅力です。
ただし、生活感のある調味料やグッズが写りこむとフォトジェニック感がなくなってしまうため、お洒落な小物を写りこませる工夫も必要です。
キャンプではほかにも以下のような撮影ができます。
- テントの中から風景を撮影する
- 風景写真のなかにテントの側でたき火をしている姿を写りこませる
- 桜や紅葉など季節を感じられる背景とテントを撮影する
- たき火とキャンプ飯、湯気の立ったコーヒーを一緒に撮影する
【参考にしたいインスタグラムアカウント】
@camp_hack CAMP_HACK
@kasemaru.good.old.days kasemaru
モノ
つづいて、モノに関するジャンルをフォトジェニックに撮影する方法について紹介していきます。
モノの写真といえば、食欲をそそるグルメ系やフルーツが山盛りになったスイーツ、お洒落なインテリアのなかに並べられたコスメ、平置きしたファッションアイテムなどがあります。
モノの写真をフォトジェニックに撮るには、以下のようなポイントを意識して撮影してみましょう。
- 余白を作ってすっきりした構図で撮影する
- さまざまな角度から撮影する
- 色の組み合わせを意識する
モノを主役に撮影するときは、全体の構図がすっきりさせるため、周りに余白を作りましょう。
余白に入れる背景(床・テーブルなど)をシンプルにすれば、余白が多くても被写体を強調できます。
また、モノを撮影するときはさまざまな角度から撮影して、どの角度の写真がフォトジェニックかを撮影後に比べるのがおすすめです。
自然光や照明のあたる向きによっても写真の雰囲気は大きく変わるため、モノを配置する向きを調整しながら撮影するのも良いでしょう。
さらに写真に写りこむモノや背景の色の組み合わせを変えることで、さまざまな演出が可能です。
なるべく多くの色を使いすぎず、演出したいイメージに合わせて配色を考えましょう。
食べ物・飲み物
食べ物や飲み物をフォトジェニックに撮影するなら、ユーザーの食欲をそそるような写真、同じような撮影を真似したくなるような写真を撮りましょう。
食べ物や飲み物をおいしそうに撮影するには、光と背景が大切です。
自然光が差し込む場所や照明がほどよく当たる明るい場所で撮影すると、被写体のおいしそうな色が伝わりやすくなります。
また、食べ物や飲み物だけを単純に写すよりも、木製のテーブルや無造作に広げた布の上、お洒落なインテリアや花が背景にあることで洗練されたイメージを作り出せます。
食べ物はあえてスプーンを持った手を写りこませて、これから食べようとしている雰囲気を出すのもおすすめです。
飲み物は少し下から見上げるようにして全体を撮影したり、あえて注いでいる瞬間を撮影するのも良いでしょう。
熱い食べ物や飲み物は、湯気が出ている状態やチーズがとろけている状態など、出来立てを演出すると食欲をそそります。
【参考にしたいインスタグラムアカウント】
@otoriyose_foods お取り寄せコンシェルジュ
@hanatomo84 はなとも
@cook365_ てづくりごはん365
@retrip_gourmet RETRIP<リトリップ>グルメ
お洒落な製品(コスメ・アクセサリーなど)
製品をフォトジェニックに撮影するなら、モノの大きさや見た目によって撮影方法を変えましょう。
リップやアクセサリーなどサイズが小さいものを撮影するときは、色違いの同じ製品を並べたり、ドライフラワーなどの小物と一緒に撮影すると洗練された雰囲気を演出できます。
瓶に入った香水や化粧水などは自然光のあたる場所に置き、中に入っている液体が反射している様子を撮影するのもおすすめです。
アクセサリーは平置きした洋服やバッグに合わせて撮影すると注目されやすいでしょう。
また、コスメはスタイリッシュなインテリアを背景に整然と並べてみたり、手に持っているところを撮影すると関心を引きやすくなります。
【参考にしたいインスタグラムアカウント】
@shiro_japan SHIRO
@francfranc_official Francfranc(フランフラン)
@emu.accessories アクセサリー/ピアス/リング/emu
撮影方法
ここからは初心者でもすぐに取り入れられる3つの撮影テクニックを紹介していきます。
- 三分割構図でバランスの良い写真を撮る
- 光を意識して写真を撮る
- 加工・編集で色味を整える
特別な撮影機材がなくてもフォトジェニックな写真を撮りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
三分割構図でバランスの良い写真を撮る
フォトジェニックな写真を撮るには、三分割構図を意識しましょう。
「三分割構図」とは、レンズをのぞき込んだときの画面やスマホの撮影画面に対して縦線2本、横線2本を均等な幅で引き、縦・横に三分割した構図のことです。
線が交わる4つの点に合わせて被写体を配置したり、線に沿って配置することでバランスが良くなります。
スマホのカメラでもグリッド線を設定して簡単に取り入れらるので、初心者におすすめのテクニックです。
三分割構図は撮影するジャンル問わず活用できるテクニックなので、「構図がよくわからない」と悩んでいた方はぜひ実践してみてください。
光を意識して写真を撮る
フォトジェニックな写真を撮るには、以下のような場所で光を有効活用するのがおすすめです。
- 木漏れ日が差し込む場所
- 逆光になる場所
- 室内に光が差し込む場所
たとえば外の木漏れ日が差し込む場所で撮影すると、写真全体に奥行きを出す効果が期待できます。
また、自宅やカフェで逆光になる方法に向かって撮影すると、手前の暗い部分と外の明るくて鮮やかな部分のコントラストが生まれます。
室内でコスメやアクセサリーを撮影するときは、あえて光があたる部分と影になる部分を作って立体的に見せるのも良いでしょう。
液体が入っている香水などは光を反射させて幻想的な写真にするのもおすすめです。
加工・編集で色味を整える
写真を撮影したら、最後に画像編集ソフトや加工アプリで色味を整えましょう。
おもに以下のような項目を調整して、演出したいイメージに近づけましょう。
- 明るさ・・・写真全体を明るさを調整する
- 彩度・・・彩度を上げると色味が鮮やかになり、下げると色味が抜けてクールな印象になる
- コントラスト・・・明るい部分を明るく、暗い部分を暗くして、光と影を調整する
たとえば、彩度を下げてコントラストを上げるとヴィンテージ風になったり、明るさと彩度を上げるとカラフルで元気な印象が作れます。
まとめ
この記事では、フォトジェニックな写真を撮る方法や撮影テクニックについて紹介していきました。
まずは、どのようなユーザーにインスタグラムの投稿を見てほしいのかを明確にしたうえで、三分割構図や光を取り入れた撮影を実践してみましょう。
早速この記事を参考に、フォトジェニックな写真を投稿してみてください。