ソーシャルメディアとは?概要からSNSとの違いまで詳しく解説

「ソーシャルメディアってそもそも何?」

ソーシャルメディアは多くの人が利用していますが、改めてソーシャルメディアが何なのか聞かれると答えに詰まる方が多いのではないでしょうか。

そこで、この記事ではソーシャルメディアの基本から、SNSやマスメディアとの違いまで詳しく解説しています。

ソーシャルメディアとは?

ソーシャルメディア(Social Media)はユーザー同士が相互にコミュニケーションできるように設計されたメディアのことです。

総務省は以下のように定義しています。

インターネットを利用して誰でも手軽に情報を発信し、相互のやりとりができる双方向のメディア

出典:総務省

私たちが日常的に利用しているTwitterやLINEなどのSNSやクックパッドなどの情報共有サイトなどのことを指します。

ソーシャルメディアはインターネットの利用が一般的になってきた2000年代以降に世界で普及し始めました。

そして、スマートフォンの普及とデジタル技術の普及により、ソーシャルメディアの利用は急速に拡大しています。

たとえば、総務省の情報通信白書(平成27年度版)によると、SNSの中でも代表的なFacebookとTwitterのユーザー数は以下のように推移しています。


出典:情報通信白書(平成27年度版)

年々拡大していることがわかります。

現在はTikTok、YouTubeなど動画を投稿できるソーシャルメディアが勢いを増しており、その勢いは5Gの普及により更に加速すると見られています。

ソーシャルメディアは従来のメディアと違って、「双方向に」コミュニケーションが取れるのが特徴です。

新聞、テレビ、雑誌などの従来のメディアは発信側が一方的に情報を提供するのがふつうです。

しかし、ソーシャルメディアでは誰でも情報の受信者になれますし、情報の発信者にもなれるのです。

ソーシャルメディアの6つのメリット

ソーシャルメディアを活用できるのはユーザーだけではありません。

企業も自社を宣伝する手段としてソーシャルメディアを活用することができます。

企業がソーシャルメディアを活用するメリットには以下のようなものが挙げられます。

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

メリット①:直接的なコストがかからない

ソーシャルメディアの1つ目のメリットは、基本的に利用するのに直接的なコストがかからない点です。

SNSは誰でも自由に利用することができ、利用に料金がかかるわけではありません。

そのため、極めてコスパが高いのです。

メリット②:ユーザーと交流できる

ユーザーと交流できるのもソーシャルメディアのメリットと言えます。

通常、自社の商品やサービスの感想や評価を得るためには、アンケート調査などを利用する必要があります。

しかし、ソーシャルメディアであれば双方向にコミュニケーションが取れるため、ユーザーからの商品やサービスのフィードバックが得られやすいのです。

また、ユーザーについて詳しく理解することができるため、商品の改善や開発に役立てることができます。

メリット③:リアルタイムでユーザーの反応がわかる

リアルタイムでユーザーの反応がわかるのもソーシャルメディアのメリットと言えます。

ソーシャルメディアでは、商品やサービスに対するユーザーの反応がすぐに得られます。

そのため、もし問題があった場合にはすぐに修正するのに役立ちます。

メリット④:情報が拡散されやすい

ソーシャルメディアのメリットとしては、情報が拡散されやすいという点も挙げられます。

ソーシャルメディアではユーザーも簡単に情報発信ができるため、情報が広がりやすいのです。

特にTwitterなど拡散を重視したソーシャルメディアでは情報が爆発的に広がります。

そのため、情報の拡散性をうまく利用すれば、自社の商品やサービスの情報を多くの人に知ってもらうことができます。

メリット⑤:良いブランディングの手段になる

ソーシャルメディアのメリットとしては、良いブランディングの手段になることも挙げられます。

ブランディングとは、ブランドに対するユーザーの共感や信頼を高め、ユーザーにとっての商品の価値を高める行為を指します。

ソーシャルメディアではユーザーとの距離が近く、情報が拡散されやすいので、ブランディングを行いやすいと言われています。

メリット⑥:ファンを獲得しやすい

ソーシャルメディアにはファンを獲得しやすいというメリットも挙げられます。

ソーシャルメディア、特にSNSでは気になるアカウントをフォローするだけで簡単にその商品やサービスの新しい情報を得ることができます。

そのため、継続的に商品やサービスを購入する顧客を増やしやすいのです。

ソーシャルメディアの3つのデメリット・注意点

上記のように、ソーシャルメディアを企業が活用することにはさまざまなメリットがありますが、デメリットや注意点もあります。

企業がソーシャルメディアを活用する時の注意点には以下のようなものがあります。

それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。

注意点①:炎上のリスクがある

ソーシャルメディアの最大の注意点は炎上のリスクがあることが挙げられます。

先ほど、ソーシャルメディアでは情報が拡散されやすいと述べましたが、拡散されやすいのは良い情報だけではありません。

企業にとってネガティブな情報も爆発的に拡散され、「炎上」と呼ばれる状態になってしまう可能性があります。

そして、一度炎上が起きてしまうと、自社のブランドイメージを回復させるには多くの時間と労力がかかります。

注意点②:影響力をつけるまで時間がかかる

ソーシャルメディアでは影響力をつけるまでに時間がかかるという注意点もあります。

通常の広告では、広告を出稿さえすれば、多くの人に見てもらうことができます。

しかし、よほど有名ではない限り、ソーシャルメディアで影響力を獲得するためには多くの時間がかかります。

影響力を得られるようになるまで、地道な運営が求められるのです。

注意点③:信頼を獲得するのが難しい

ソーシャルメディアには信頼を獲得するのが難しいという注意点もあります。

ソーシャルメディアでは誰でも簡単に情報が発信できてしまうため、信頼性が低い情報もたくさん掲載されています。

そのため、発信した内容はなかなか信じてもらえないのです。

ソーシャルメディアとSNSの違い

ソーシャルメディアはSNSは混同されやすいですが、違いがあります。

そもそもSNSの定義は総務省によると以下のようなものです。

SNSは、ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略で、登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービスのことです。

出典:総務省

つまり、SNSは友人などとコミュニケーションを取ることが目的のメディアなのです。

ソーシャルメディアとSNSには以下のような違いがあります。

  • ソーシャルメディア:情報を発信することが目的
  • SNS:友人などとコミュニケーションを取ることが目的

もう気づかれた方もいるかもしれませんが、SNSはソーシャルメディアの一部なのです。

そのため、SNSのことを指して「ソーシャルメディア」と呼んでも問題ありませんが、逆は成立しません。

ソーシャルメディアとマスメディアの違い

ソーシャルメディアはマスメディアとも決定的に異なります。

ソーシャルメディアとマスメディアの違いは以下のようなものです。

  • ソーシャルメディア:双方向に情報が発信できる
  • マスメディア:一方的にしか情報が発信できない

ソーシャルメディアではすべてのユーザーが自由に情報を発信することができます。

一方、マスメディアでは情報の発信者が一方的にしか情報が発信できないのです。

ただ、現在ではマスメディアの中でも、双方向に情報が発信できるように工夫している場合があります。

たとえば、テレビでもリアルタイムでユーザーがクイズの正解などに投票できるようになっている場合があります。

ソーシャルメディアの種類

ソーシャルメディアの種類には以下のようなものがあります。

それぞれの種類について詳しく見ていきましょう。

Q&Aサイト

Q&Aサイトとは、ユーザーが自由に質問を投稿したり、投稿された質問に回答できたりするサイトのことを指します。

具体的には、以下のようなサイトがQ&Aサイトと言えます。

  • Yahoo!知恵袋
  • OKWAVE
  • 教えて!goo
  • 人力検索はてな
  • 発言小町

口コミサイト

口コミサイトとは、ユーザーが店、商品、サービスなどについて自由に利用した感想などの口コミを投稿することができるサイトのことです。

このようなサイトに集まる口コミは大変参考になるものもありますが、理不尽なクレームに近いものもあります。

代表的な口コミサイトには以下のようなものが挙げられます。

  • Amazon
  • 価格.com
  • 食べログ
  • ぐるなび
  • HOTPEPPERビューティー
  • アットコスメ
  • 映画.com

上記のように、口コミサイトはただ口コミが掲載されているだけでなく、商品やサービスを販売していて、それぞれの商品やサービスの口コミも見られるという場合も多いです。

動画共有サイト

動画を撮影中のYoutuber

動画共有サイトとは、ユーザーが簡単に撮影した動画を共有できるサイトのことを指します。

動画サイトではユーザーが広告を貼り付けることで収益化できる仕組みが整えられているところもあります。

代表的な動画共有サイトには以下のようなものが挙げられます。

  • YouTube
  • ニコニコ動画
  • FC2

SNS

ソーシャルメディアとスマホ

SNSについては先ほども説明しましたが、友人とのコミュニケーションに特化したソーシャルメディアのことです。

SNSの中でも、知らない人との交流を重視したSNSもあれば、友達だけと交流することを目的としたSNSもあるなど多種多様です。

SNSの中でも、特に有名なものは以下のとおりです。

  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook
  • TikTok
  • LINE

ネット掲示板

ネット掲示板とは、サイト上で、多くの場合匿名でやり取りを行う掲示板のことです。

SNSよりさらに匿名性が高いため、誹謗中傷などが書き込まれやすいという特徴があります。

ネット掲示板の中でも、特に有名なものは以下のとおりです。

  • 5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)
  • mixi

オンライン百科事典

オンライン百科事典とは、ユーザーが自由に投稿、編集することができる百科事典のことです。

誰でも編集できるため、不正確な情報が記載されていることもありますが、最新の情報もすぐに掲載されるという特徴があります。

代表的なオンライン百科事典には以下のようなものがあります。

  • Wikipedia
  • Wiktionary
  • アンサイクロペディア

ソーシャルメディアマーケティングとは?

ソーシャルメディアマーケティングとは、ソーシャルメディアを利用したマーケティングのことを指します。

ソーシャルメディアで情報を発信することで、企業の認知度を高めたり、商品の購買を促したりする活動のことを指します。

ソーシャルメディアでは誰でも無料で情報を発信することができるため、コスパの良い広告手段として注目を集めています。

なお、ソーシャルメディアマーケティングについては下の記事で詳しく解説しています。

あわせて参考にしてみてください。

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ソーシャルメディアのまとめ

ソーシャルメディアとは、ユーザー同士が相互にコミュニケーションできるメディアのことです。

ソーシャルメディアのメリットと注意点には以下のようなものがあります。

そして、ソーシャルメディアの種類には以下のようなものがあります。

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