「会社でインスタグラムの運用を任されたけど、キャプションの書き方がよくわからない…」
「マーケティングの成功につながるようなキャプションを書くコツが知りたい」
「キャプションを書くと何のメリットがあるの?」
画像や動画で内容を伝えることがメインのインスタグラムでは、キャプションの使い道がよくわからない、何を書いたら良いかわからないと感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
キャプションはハッシュタグを書いたり、画像や動画では伝えられない内容を書いたりするのに役立ちます。
キャプションの効果的な使い方を知っておけば、インスタグラムマーケティングをさらに充実させることにつながるでしょう。
そこで今回は、インスタグラムのキャプションを書くメリットや知っておくと便利な小技、読んでもらえるキャプションの書き方について紹介します。
これからインスタグラム運用を始める方やすでに運用しているけどキャプションを使いこなせていない方は、ぜひ参考にしてみてください。
キャプションとは?
キャプションとは、投稿する画像や動画に対する補足情報を入力する項目のことです。
スマホアプリで閲覧するときは投稿した画像の下に、PCで閲覧するときは右側に表示されます。
キャプションはテキストだけではなく、英数字や記号、絵文字、顔文字などを入力できます。
Twitterの140文字制限に比べると長い文章を入力できるため、自由度が高い説明文として利用できるでしょう。
多くの企業アカウントでは、商品やサービスの基本情報・魅力、キャンペーンの応募条件などを伝えるツールとしてよく活用しています。
つづいては、実際にキャプションを活用している企業が感じているメリットについて見ていきましょう。
キャプションを書くメリット
キャプションの魅力を理解すると、効果的に活用するアイデアも生まれやすくなります。
ここからは、キャプションを書くメリットを以下の2つの項目に分けて解説していきます。
- 投稿内容の詳細を詳しく伝えられる
- ハッシュタグ検索からの流入が期待できる
投稿内容の詳細を詳しく伝えられる
インスタグラムのキャプションを活用するメリット1つ目は、投稿内容をより詳しく伝えられる点です。
編集アプリなどを使って画像や動画に文字を入れて補足情報とすることも可能ですが、それでは素材自体の見栄えが悪くなってしまう可能性があります。
そこで画像の補足情報を別のスペース(キャプション)で伝えられれば、素材の良さはそのままで多くの情報をアピールできるでしょう。
キャプションを入力しない場合、画像からだいたいの内容を予想してもらうしかなく、誤った情報や企業が求めていないイメージを抱かれてしまうリスクがあります。
キャプションを入力することは正しい情報を伝えるだけではなく、企業が消費者に抱いてもらいたいブランドイメージを作り上げることにもつながります。
ハッシュタグ検索からの流入が期待できる
インスタグラムのキャプションを活用するメリット2つ目は、ハッシュタグ検索からの流入が期待できる点です。
インスタグラムは毎日膨大な数の投稿がアップロードされているため、新しい投稿をしても他の投稿に埋もれてしまう可能性が高いです。
自社のアカウントをフォロワー以外のユーザーに見てもらうには、投稿を見つけてもらうことが大切です。
そこでキャプション欄にハッシュタグを入力しておけば、ユーザーが検索窓から同じキーワードを入力したときに検索結果に投稿が表示されやすくなります。
たとえば検索窓に「沖縄観光」と入力して検索すると、「#沖縄観光」のハッシュタグが入力された投稿がカテゴライズされて検索結果に表示されます。
また、インスタグラムではハッシュタグ自体をフォローして、フィードページに新しい投稿を表示させることも可能です。
そのため、適切なハッシュタグを設定して新しいユーザー、関心度の高いユーザーを取り込む仕掛けを作っておくことが大切です。
- 多くの正しい情報を伝えられる
- ブランドイメージを作ることにつながる
- ハッシュタグを入力して投稿を見つけてもらいやすくする
つづいては、キャプションの基本的なルールやおしゃれな書き方について見ていきましょう。
キャプションにまつわる小技
インスタグラムのキャプションに、文字数やハッシュタグ数の制限はあるのでしょうか?
また、思わず内容が気になってしまうようなインスタ映えするキャプションを書く方法はあるのでしょうか?
ここからは、キャプションにまつわるさまざまな小技を以下4つの項目に分けて紹介していきます。
- キャプションのおしゃれな書き方
- キャプションに書ける文字数は?
- キャプションにつけられるハッシュタグの数は?
- キャプションを後から編集する方法
キャプションのおしゃれな書き方
インスタグラムのキャプションはただ文章を入力するだけではなく、ターゲットユーザーや企業イメージに合わせたおしゃれな書き方を意識することが大切です。
たとえば、以下のような方法を使うと投稿のおしゃれさが増します。
- 改行を入れる
- 絵文字や記号を使う
- 特殊文字を使う
改行を入れるとキャプション欄に余白が生まれ見やすいだけではなく、洗練された雰囲気を演出することが可能です。
また、絵文字や記号を入れると文章だけのキャプションに比べてカラフルになるため、幅広い年齢層のユーザーにも見てもらいやすくなります。
特に10代~20代の若いユーザーをターゲットとしている場合は、絵文字を適度に使用して最後まで読んでもらいやすい工夫をおこなうと良いでしょう。
他にも旅行系や商品レビュー系のアカウントでは、友達へ送るメッセージのような感覚で適度に絵文字や顔文字を使い、共感してもらいやすい見た目が意識されています。
さらに、インスタグラムのキャプション欄には外部のWebサイトなどからコピーした特殊文字をペーストして利用することも可能です。
たとえば筆記体や手書き風、タイプライター風、白抜き、丸囲み文字などが人気なので、他のアカウントとは違ったキャプションを作りたい方は挑戦してみると良いでしょう。
特殊文字を作れるおすすめのWebサイトを2つ紹介します。
「Plain Style(プレーンスタイル)」https://www.shapoco.net/plainstyle/
「LINGOJAM」https://lingojam.com/FontsForInstagram
キャプションに書ける文字数は?
キャプション欄には、「2,200文字」まで入力することが可能です。
Twitterの140文字制限に比べて長い文章を入力できるため、画像や動画だけで情報を伝えるだけではなく文章を使ってより多くの情報を伝えられます。
2,200文字のなかには、絵文字や顔文字、ハッシュタグなどもすべて含まれます。
ただし、上限を超えた文章を入力して投稿しようとするとエラーになり、内容がすべて消えた状態で投稿されてしまう点に注意が必要です。
また、2,200文字ギリギリまで文章を入力したり、長すぎるハッシュタグを入力したりすると読みづらくなってしまいます。
そのため、伝えたい内容だけを入力することや適切なハッシュタグだけを入力することを意識すると良いでしょう。
キャプションにつけられるハッシュタグの数は?
キャプション欄につけられるハッシュタグは、「30個」までです。
31個以上のハッシュタグをつけたまま投稿すると、内容がすべて消えた状態で投稿されてしまう点に注意が必要です。
また、ハッシュタグを多く設定しすぎると読みづらくなってしまうため、あくまでも適切なキーワードだけ設定することを意識すると良いでしょう。
なかには幅広いユーザーを取り込むため、投稿には関係のないハッシュタグを付けているアカウントもあります。
しかし、そのハッシュタグをフォローしているユーザーの投稿フィードにも表示されてしまい、結果的に企業イメージが悪くなってしまう危険性もあります。
ハッシュタグは30個以内で投稿に関連性の高いキーワードを設定することが大切です。
キャプションを後から編集する方法
通常キャプションは投稿時に入力しますが、すでにアップロードした投稿に後からキャプションを付け加えたり、編集をしたりすることも可能です。
ただしPCブラウザからは編集ができないため、スマホアプリから操作しましょう。
- 編集したい投稿ページをひらく
- 右上の「…」マークをタップして「編集」を選択
- キャプションを入力する
- 「完了」をタップ
もしエラーが出てキャプションが反映されない場合、文字数やハッシュタグ数が超過していないか、アプリをアップロードする必要がないかを確認してみてください。
- ターゲット層に合わせて改行・絵文字・記号・特殊文字などを活用し、おしゃれな見栄えにする
- 文字数は2,200文字まで、ハッシュタグは30個までの制限がある
- キャプションは投稿したあとに編集することも可能
読んでもらえるキャプションの書き方
宿泊などのオンライン予約を扱う「楽天トラベル」では、インスタグラムを利用しているユーザーが思わず旅行に行きたくなってしまうような素材とキャプションを投稿しています。
この投稿をInstagramで見る
- 程よく絵文字を活用することによって親しみやすさを演出している
- 画像を見て「この写真の場所はどこ?」と疑問に感じるユーザーのために、場所の情報をわかりやすい位置で紹介している
- 場所の魅力的な特徴をシンプルな文章で書くことによって、読んでもらえるキャプションにしている
このように、人気のある企業アカウントではキャプションの構成や内容、見栄えに気を配ることによって多くの情報を伝えています。
これからインスタグラム運用を始める方やマーケティング効果をなかなか得られない方は、ユーザーに最後まで読んでもらえるキャプションのポイントを事前に知っておくことが大切です。
ここからは、読んでもらえるキャプションの書き方について以下の3つの項目に分けて紹介します。
- 画像では伝わらなかった内容を入れる
- わかりやすく誰でも理解できるように書く
- 改行や空白行で読みやすくする
画像では伝わらなかった内容を入れる
インスタグラムユーザーに読んでもらえるキャプションを作るには、画像では伝わらなかった内容を入れることが大切です。
先ほど紹介した楽天トラベルの投稿の場合、画像を見ただけでは何を伝えたいのか、どこで撮影されたのかはわかりません。
そこで、疑問を解決する内容をわかりやすい構成でキャプションに詰め込むことによって、有益な情報が詰まった投稿になるのです。
画像だけでは伝わらない情報を盛り込めばユーザーにとっても効率的なため、結果的にフォロワーやエンゲージメントの増加につながりやすくなります。
キャプションを書くときは、「この画像、動画を見たユーザーはどのような疑問を抱くか」という問いかけを元に内容を考えてみると良いでしょう。
わかりやすく誰でも理解できるように書く
インスタグラムユーザーに読んでもらえるキャプションを作るには、わかりやすく誰でも理解できるように書くことが大切です。
先ほど紹介した楽天トラベルの投稿の場合、最初に「今日は~を紹介します」とキャプションのテーマを宣言していることによって、その後に続く文章の理解度を高めています。
また、わかりやすいキャプションを書くには幅広い年代のユーザーが読んでも理解できる言葉遣いであることも重要なポイントです。
難しすぎる漢字や表現を使ってしまうと一部のユーザーにしか理解されず、結果的に企業のイメージダウンにつながってしまいます。
一方、多くの人が共通して理解できる単語、親しみやすい表現や絵文字などを使えば、読む意欲が湧きやすくなります。
誰でも理解できる書き方がわからないという方は、中学生でも内容を理解できる表現かどうかを意識してみると良いでしょう。
改行や空白行で読みやすくする
インスタグラムユーザーに読んでもらえるキャプションを作るには、改行や空白行を使って読みやすい見た目を意識することも大切です。
先ほど紹介した楽天トラベルの場合、1つの文章ごとに改行を入れ、適度な余白を生み出すことによって読みやすいキャプションに仕上げています。
また、「-」の記号を使って内容ごとに文章を区切っており、おしゃれで整った印象を演出しています。
文章を長々と続けて書いてしまうとキャプション欄が文字で埋め尽くされてしまい、ユーザーの読む意欲を損なってしまうでしょう。
そのため、改行や空白行、記号、絵文字を使ってメリハリを付けたり余白を作ったりすることが重要です。
まとめ
この記事では、インスタグラムのキャプションを書くメリットや知っておくと便利な小技、読んでもらえるキャプションの書き方について解説していきました。
インスタグラムで投稿をするときは画像や動画に意識が向きがちですが、補足情報を得られるキャプションも重要な役割を持っています。
画像や動画を見たあとどのような情報を知りたくなるのかをユーザー目線で考えてみましょう。
ただし、いくら内容が魅力的でも読む気力がなくなるような見た目では意味がありません。
改行や空白行で適度な余白を作ったり、絵文字やわかりやすい表現で親しみやすい雰囲気を作ったりすることも大切です。
この記事を参考にして、企業の目標を達成しつつインスタグラムユーザーの満足度も上げられるようなキャプションを考えてみましょう。